月別アーカイブ: 2019年4月

[糖尿病内科]糖尿病のリスクがあったら、気をつけたほうが良い食生活

健康診断などで糖尿病のリスクがあるという結果が出た場合、食生活をどのように気をつけたほうが良いのでしょうか。まずは暴飲・暴食はしないこと、食べ過ぎないことが基本です。

1日の食事でいうと、朝食は抜かずにきちんと摂るようにしましょう。朝食べずに昼に大量に食べると、前日夜からの長い空腹状態で食事を摂るため、急激に血糖が上昇することがあります。血糖の急激な上がり下がりは、身体にとって大きな負担となり、糖尿病の原因となります。

また夜遅く食べるのも避けた方がよいでしょう。食事をしてすぐ睡眠をとってしまうと、エネルギーが代謝しきれず、体に残ってしまいます。なるべく最後の食事から睡眠まで時間を空けましょう。夜9時以降は食べないように決めておくと良いかもしれませんね。

油ものもなるべく控えるようにしましょう。脂質を摂り過ぎると、強い合併症を引き起こす可能性があります。ただし脂質といっても色々あります。ナッツ類に含まれる脂質や魚に含まれる脂質は身体に良く、ラードはなるべく控えましょう。

ちなみに血糖値が高いからといって、極端な糖質制限ダイエットは推奨していません。確かに痩せるのかもしれませんが、糖質制限ダイエットはリスクなどのエビデンスが取れておらず、果たしてそれが健康に良いのか悪いのか両論あります。まずは規則正しい食生活を心がけましょう。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科 はらこどもクリニック

〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379
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[内科]健康診断 結果の数値で分かるポイント その2

前回に引き続き、健康診断の検査結果についての解説です。

③空腹時血糖値/HbA1c(ヘモグロビン・エーワン・シー)

空腹時血糖値とは、その名の通り食事を摂っていない状態での血糖値です。食事によって糖質を摂っていないにもかかわらず血糖値が高いということは、糖尿病の可能性があるということです。HbA1cは、検査日から過去1ヶ月程度の血糖値の平均的な状態を診ることができると言われています。これが高すぎる場合は、糖尿病の可能性があります。

④尿酸値

尿酸は、プリン体という物質が代謝されたあとの老廃物です。血中の尿酸が高い状態が続くと、尿酸は結晶化し、関節に付着し、関節炎を引き起こし、激しい痛みを伴います。これが痛風です。女性ホルモンには尿酸の排出効果があるため、痛風は男性がかかる率が圧倒的に多いのが特徴です。ただし女性も加齢によって女性ホルモンの分泌量が減ってくると、尿酸値が高くなる傾向になります。

⑤血圧

血圧が高い場合、血管がダメージを負いやすく、重い心臓や脳の疾患になりやすいといわれています。高血圧には要注意です。ただし、血圧はどのような状態で測るかによって、かなり結果が変ってきます。例えば、医師が測定すると、患者さんが緊張して血圧が高くなるという傾向があるようです。

そのため、血圧の数値は1回の測定だけで信じないことが大切です。環境を変え、何回か測った方がよいでしょう。

健康診断は年に1回、自分の体の状態を知る良い機会となります。結果を流し見するだけではなく、異常がなかった場合でも自分の日常生活を省みるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

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[内科]健康診断 結果の数値で分かるポイント その1

この季節になると、会社で定期健康診断を受けられる方も多いと思います。今回は健康診断の様々な数値が何を表しているのか、その代表的なものをご紹介したいと思います。

まず健康診断の結果にはそれぞれの数値で、正常の範囲内、高め、低めなどの目安が記されていますね。社会保険に加入している方が会社で受けられる健康診断は、一般的な統一された基準なのですが、所沢市の場合、国保の方は市が指定する内容で検査項目があり、基準も所沢市独自の数値で評価がされます。

所沢市の基準は、通常よりも厳しめなので、再検査をしてみると、異常なしとなる場合も多いです。このように、判断基準にギャップがあったりもしますので、ただ異常の有無や再検査の有無を見るだけではなく、自分がどのような病気のリスクがあるかをきちんと知っておくことはとても大切です。

①LDLコレステロール/中性脂肪

LDLコレステロールは、一般的に悪玉コレステロールと言われるものです。また、中性脂肪は体内に脂肪として蓄えられたエネルギー源です。どちらも高すぎると、動脈硬化を引き起こす可能性があります。

この2つの数値が高いということは、主に食生活が原因となっていることが多いです。LDLコレステロールは、コレステロールが高い食べ物(卵黄、タコ、イカ、エビなどの甲殻類、貝類、魚卵、レバー・モツ・ホルモンなどの内臓等)を食べすぎていると高くなります。

中性脂肪は、食事より摂取したエネルギーを使いきらず、肝臓が脂肪として体内に蓄えたものです。高カロリーの食べ物を食べ過ぎて、消費エネルギーより多すぎた場合に、どんどん高くなっていきます。これらの数値が高かった場合、まず食生活を改善してみるのが良いでしょう。

②クレアチニン

クレアチニンとは、腎機能を診るための数値です。クレアチンという物質が代謝されクレアチニンという老廃物となるのですが、基本的にそのほとんどは腎臓でろ過され、尿として体外に排出されます。ろ過し切れなかったその一部が血液の中に残ります。

このクレアチンの数値が高いと、腎臓が正常に働いていない可能性があります。腎臓は自覚症状が無く、気づかないうちに悪くなることが多いので、この数値が高い場合は気をつけましょう。(ちなみに一般的には男性の方が少し高く、女性が低くなります。また腎機能は年齢と共に悪くなる場合が多いので、加齢によって徐々に数値が上がっていく場合があります。)

長くなってしまったので、次回その他の数値についてもご紹介していきます。

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[アレルギー科]花粉症が引き起こす他のアレルギー

今年はスギ花粉の飛散量が多く、花粉症の方は苦労しているのではないでしょうか。3月半ばからはヒノキの花粉も飛んでいるとのことで、GW明けくらいまでは続きそうとのことですね。日本における花粉症患者さんの数は、この10年間で増加傾向にありますし、まさに国民病となっている状態ですね。

さて、先日のナッツアレルギーについてのブログでも少し触れましたが、スギ花粉に対するアレルギーは、他のアレルギー症状を誘発する場合があります。花粉ということでいえば、スギからヒノキ、ハンノキ、シラカバの花粉に対するアレルギーになる可能性があります。また、厄介なのがバラ科の植物へのアレルギーを引き起こすことです。バラ科には日常的によく食べられるフルーツが数多くあります。リンゴ、モモ、サクランボ、イチゴ、ビワなどです。

バラ科の植物へのアレルギーが発症した場合でも、いきなり全てのフルーツがダメになるわけではありません。人によって「コレはダメでもアレは大丈夫」とか、アレルギー反応は出ているものの、症状が軽く、食べても余り問題ははないようなケースもあります。ただし逆の可能性もあり、いきなり強いアレルギー反応を起こしてしまう場合もあります。

また、アレルギーは同じアレルゲンでも調理の仕方、食べ方によって出たり出なかったりということがあります。例えば大豆は、色々と形を変えて食卓に並びますね。豆腐、きなこ、もやし、納豆、豆乳などです。もやしは大丈夫でも豆乳はダメ、きなこは大丈夫でも豆腐はダメといったように、ものによって出る出ないがあるのです。アレルギーの出方は本当に千差万別なのです。

もし何らかのアレルギー症状が出てしまった場合、今の段階では基本的にはアレルゲンを除去するしかありません。ただし、スギ花粉の免疫療法では、他のアレルギーが出るのを抑えることができるといわれています。

もし、花粉症の方で、バラ科のフルーツを食べて「喉がイガイガする」、「唇や舌がビリビリする」などの症状が出た場合は、血液検査やプリックテストを受けたほうが良いかもしれません。

ちなみに花粉症は、マスクをきちんとすることで、花粉の体内への侵入を6割程度は防げるというデータもあるようです。また、コンタクトではなく、メガネにすることでも花粉を防ぐ効果があるそうですよ。

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