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[内科]健康診断 結果の数値で分かるポイント その2

前回に引き続き、健康診断の検査結果についての解説です。

③空腹時血糖値/HbA1c(ヘモグロビン・エーワン・シー)

空腹時血糖値とは、その名の通り食事を摂っていない状態での血糖値です。食事によって糖質を摂っていないにもかかわらず血糖値が高いということは、糖尿病の可能性があるということです。HbA1cは、検査日から過去1ヶ月程度の血糖値の平均的な状態を診ることができると言われています。これが高すぎる場合は、糖尿病の可能性があります。

④尿酸値

尿酸は、プリン体という物質が代謝されたあとの老廃物です。血中の尿酸が高い状態が続くと、尿酸は結晶化し、関節に付着し、関節炎を引き起こし、激しい痛みを伴います。これが痛風です。女性ホルモンには尿酸の排出効果があるため、痛風は男性がかかる率が圧倒的に多いのが特徴です。ただし女性も加齢によって女性ホルモンの分泌量が減ってくると、尿酸値が高くなる傾向になります。

⑤血圧

血圧が高い場合、血管がダメージを負いやすく、重い心臓や脳の疾患になりやすいといわれています。高血圧には要注意です。ただし、血圧はどのような状態で測るかによって、かなり結果が変ってきます。例えば、医師が測定すると、患者さんが緊張して血圧が高くなるという傾向があるようです。

そのため、血圧の数値は1回の測定だけで信じないことが大切です。環境を変え、何回か測った方がよいでしょう。

健康診断は年に1回、自分の体の状態を知る良い機会となります。結果を流し見するだけではなく、異常がなかった場合でも自分の日常生活を省みるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科 はらこどもクリニック

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