月別アーカイブ: 2019年1月

[糖尿病内科]糖尿病リスク予測ツール

以前のブログで「糖尿病は、初期の状態では自覚症状がほとんどない」ということを書きました。「検査の病気」と言われていて、その数値で分かることが多いのです。なかなか自分では分からない糖尿病のリスクを知る目安として、ちょっと面白いツールを見つけたので、ご紹介したいと思います。

国立国際医療研究センターがWEB上で公開している「糖尿病リスク予測ツール」というものです。

https://www.ncgm.go.jp/riskscore/

これは、現在の自分の身体状況をデータで入力すると、今まで蓄積された健診データを基に、3年以内の糖尿病の発症する確率を表示できるというものです。

身長・体重・年齢・血圧などはもちろん、既往症、高血圧の薬の服用の有無、さらに血液検査のデータを入力することで、より正確な予測を導くことができます。例えば、空腹時の血糖値・コレステロール、γ-GTPの数値等を入力します。

国立国際医療研究センターが公開しており怪しいものではありませんし、無料で、名前・住所・電話番号等の個人情報は入力する必要はありません。あくまで予測ツールですが、自分自身の身体の状態、糖尿病のリスクを知っておくという点では1度試してみるのも良いのではないでしょうか。

おそらくこれから春先にかけて、会社の健診を受ける時期になるかと思います。血液検査のデータをもらったら、やってみてはいかがですか?

所沢市の小児科・内科・アレルギー科 はらこどもクリニック

〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379
診療時間 午前 8:40〜12:00  午後 15:00〜18:00
受付時間 平日 8:30〜18:00  土曜日 8:30〜12:00
休診日 日曜日 祝日 (年末年始 お盆休みあり)

[内科]所沢市の感染症流行状況(2019/1/21現在)

所沢市の感染症の流行状況についてお知らせしたいと思います。

毎年年明け、学校の3学期が始まるタイミングで感染が大きく広がるインフルエンザですが、今シーズンはいつもより少早く、年末から患者さんの数が増えていました。現在、集団生活による流行が加わり、はらこどもクリニックでは、1日20人前後の患者さんがみえ、毎年のシーズンピークに近い数となっています。

小手指小でもインフルエンザによる学年閉鎖も出ているとのことですので、感染が疑われた場合には、早めに病院で診察を受けることと、人に伝染さないように、学校をはじめ、人の多い所に行かないようにしましょう。

胃腸炎については、1月に入ってもノロ・ロタ共にそれほど数はおらず、例年よりも少なく推移しています。

相変わらず多いのが「リンゴ病」です。今年は全国的に見ても直近5年で最も流行しているようです。

また、アデノウイルスによる気管支炎も出ています。発熱は余りありませんが、咳のほかに目の充血などが出る場合もありますので、注意が必要です。

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[糖尿病内科]糖尿病の薬について

糖尿病は進行すると、重い合併症が現れる怖い病気です。また人工透析になってしまうと、通院に必要な時間も、治療に必要な費用もかかり、非常に大変になってしまいます。

ただし、今は良い薬が色々とあるため、早期に発見し、きちんと治療を行えば、かなり症状を抑えることができます。糖尿病になってしまうと、生活に様々な制約がかかるというイメージがあるかもしれませんが、はらこどもクリニックの糖尿病治療では、なるべく今までと変わらない生活、普通の生活を送ることができるようにすることをモットーとしています。

糖尿病の治療で最も大切なことは「きちんと続けること」です。メインは投薬になりますから、治療を続けるには自分に合った治療薬を選ぶことが重要です。糖尿病の治療薬はかなりの数が出ていますが、現在はらこどもクリニックで使用しているのは、飲み薬が6種類、注射が2種類になります。それぞれ服用・投薬の頻度や、血糖値を下げる効果が異なるものです。例えば1週間に1回のものもあれば、毎日飲むタイプのものもあります。一見すると、服用の頻度が少ない方が楽に思えるかもしれません。しかし、毎日定期的に飲む方が飲み忘れがないので良いという方もいます。

糖尿病は症状の出方も個人個人で異なりますし、既往症によっても薬の選択は変わってきます。性別・年齢・運動習慣・筋力・既往症などご自身の身体の状態とライフスタイルに対し、「腎臓を守る」・「低血糖を起こしにくい」・「薬価が安い」など、薬の特徴を照らし合わせ、最善の薬を選ぶべきです。

糖尿病の治療には、個人個人に合わせたコントロールが必要です。それには患者さんと医師とのコミュニケーション、信頼関係がとても大切です。日本の糖尿病患者さんは、このコミュニケーションが取れていないがために、治療が上手くいっていないケースが多くあるように思います。はらこどもクリニックでは、コミュニケーションを大切にして、患者さんひとりひとりに合った治療法を医師と患者さんで一緒に考えていきます。不安があったら気兼ねせず医師に相談すること。また、自分の生活で変えれない部分、変えたくない部分をしっかりと伝えてくださいね。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科 はらこどもクリニック

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[内科]便秘に悩む方 選択肢が広がっています その2

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所沢市はらこどもクリニック 前回に引き続き内科からの配信です。

様々な新しいお薬が出ている便秘薬。前回の「上皮機能変容薬」の加え、もうひとつご紹介します。11月末に発売されたばかりの「モビコール」という薬です。

こちらは酸化マグネシウム剤と同じく「浸透圧性下剤」の一種です。水溶性で毒性の低いポリマーを使用した薬で、小児にも使用することができます。欧米では便秘の第一選択薬として広く使われており、小児の便秘にも使用が推奨されている薬です。

このように現在、小児、高齢者を含め、便秘薬の選択肢が大きく広がっています。(酸化マグネシウム剤のメリットとしては、薬価が安いという点があります。)逆に考えると、なぜ日本でこれらの薬がもっと早く登場しなかったのか不思議に思ってしまいますね。

ちなみに便秘にならないためには、3食バランスよく食べることのほかに、排便を習慣付けるという方法が良いでしょう。便意がきたから排便するのではなく、毎日、朝起きたら排便する、朝食の後に排便する、就寝前に排便するというように、生活のルーティンの中に排便を取り入れることです。幼稚園の頃から習慣付けておくと、便秘の予防になります。

たかが便秘と放っておくことはせず、他の診察のついでなどに、お気軽にご相談くださいね。

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[内科]便秘に悩む方 選択肢が広がっています その1

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所沢市はらこどもクリニック 今回は内科からの配信です。

日本人の現代病といえる症状のひとつが便秘です。最近では首都圏のサラリーマンに増えているそうです。通勤前の朝忙しいうえ、長い電車での通勤時間中に排便できず、朝の排便習慣がなくなり、便秘になりやすいのが原因と考えられています。特に女性の場合、化粧や髪のセットなども重なり、余計時間がないという面もありますし、生理前は女性ホルモンの影響で便秘になりやすいという問題もあります。

近年の研究では、便秘は健康にも大きな悪影響を及ぼすことが分かってきました。酷い便秘をそのままにしておくことは良くありません。そんな状況の中、色々な良いお薬が出てきているのでご紹介したいと思います。

これまで便秘の薬というと「酸化マグネシウム剤」がほとんどでした。これは「浸透圧性下剤」と呼ばれ、浸透圧を利用して腸内に水分を引き込んで便をやわらかくするというものです。しかし、酸化マグネシウムは、腎機能が落ちている人が使うとマグネシウム中毒による意識障害などを引き起こす可能性があり、高齢者では使用が限られます。また子供に使う場合も、中毒に注意しなければなりません。(ちなみにアメリカではマグネシウム中毒になることから、子供への使用はできないことになっています。)

新しい薬のひとつは「グーフィス」などに代表される「上皮機能変容薬」といわれるものです。これは腸の粘膜にあるタンパク質に働きかけ、水分を増やし、便をやわらかくする作用があるほか、腸の動き自体を活性化させます。副作用に吐き気や下痢などがありますが、酸化マグネシウムのように大きなものではありません。腎機能が落ちていることの多い高齢者の方にとっては、非常に良い便秘薬です。また、服用してから6時間程度で効くことから、計画排便ができることも大きなメリットのひとつではないでしょうか。

長くなってしまったので、続きはまた次回。

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