月別アーカイブ: 2022年2月

オミクロン株で分かっていること【内科・小児科】

新型コロナウイルスについては、年明けからの猛烈な感染拡大が続いており、若干ピークアウトの様相も出てきたものの、まだしばらくは感染が高い水準で続くと思われます。また感染の広がるスピードを見ても、ほぼオミクロン株に置き換わっていると思って良いでしょう。

オミクロン株は、潜伏期間が短いのが特徴で、感染後2~3日で症状が出ると言われています。また、ワクチンを2回接種しても感染はします。(いわゆるブレイクスルー感染)。しかし、ワクチン接種をしておくことで、仮に感染しても重症化は抑えられます。

症状は軽いと言われていますが、これについてはワクチンの効果も大きいと考えられるため、実際のところノーガードの場合がどうなのかは、まだまだ検証が必要です。

また、一般の方が考える軽症・重症の定義と、医療的な意味での軽症・重症の定義は、かなりイメージに乖離があると言っていいでしょう。軽症扱いでも人によってはかなり辛い症状が出るので、感染しないに越したことはありません。

所沢市でも年明けから感染者数が一気に増えてきて、子どもたちへの感染も広がっています。感染経路は保育園、幼稚園、小中学校で子どもたちが感染→兄弟や大人たちへ感染が広がるというケースが多くなっており、第5波までのように、大人→子どもという経路は少なくなっています。

また子どもについてはほとんど無症状というケースも多くみられます。このように子どもについては、これまでの株同様、症状が軽いことがほとんどなので、普通の風邪の治療と同じような形になっています。

まずは大人が感染しない、させないようにきちんと感染対策を行うようにしてください。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科・糖尿病内科 はらこどもクリニック
〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379

5~11歳の新型コロナウイルスワクチン接種についての見解

オミクロン株の流行で子どもたちにも感染が広がってきています。このような状況を受けて、5~11歳までの小児にもワクチン接種が開始されることになりました。

所沢市でも子どもの感染者数は増えていて、学級閉鎖や学年閉鎖も多くなっていますが、重症化したケースは決して多くありません。

ただし症状が軽い人が多いというだけで重症になる子もいます。これまでは罹患率が低いので、重症化する子どもは少なかったですが、罹患率が高い現在では、重症者は一定数出るでしょう。子どもに感染が広がってしまっている今の状況では、予防接種による感染抑制は重要だと考えます。

一部情報では症状がインフルエンザなみと言われていますが、実際のところ感染力がインフルエンザの比になりません。現在の状況ですと、子どもたちの間での感染は収まるのがなかなか難しく思われ、感染者が出ることで学校閉鎖・学級閉鎖になってしまいます。子どもたちから貴重な学校生活・文化生活を奪わないためにも、ワクチン接種は進めるべきだと考えています。

また、すでに所沢では、高齢者の重症患者さんが入院できなくなっています。特に同居などお年寄りと接する機会の多いお子さんの場合、接種を積極的に検討していただきたいと思います。

また子どもから大人に感染が広がっている状況ですと、子どもの感染を抑えないと子どもを保護する大人がコロナに感染することになり、結果として子どもを守ることができなくなると考えます。

心配されるのは副反応だと思いますが、子ども用のワクチンは大人の3分の1とされています。副反応はある程度抑えられるでしょうし、重篤な副反応と言われている心筋炎は少なくなっています。

ちなみに大人の3回目接種についてですが、1・2回目にファイザー製ワクチンを接種した方たちの中で、モデルナ製ワクチンを避ける動きがあるようですが、交互接種についてはむしろ抗体価が高まるという結果が出ていますので、効果の程は問題ありません。

多くの方が心配されている副反応については、モデルナのワクチンについては、3回目は1・2回目の半分の接種量になるので、ある程度抑えられると思われます。

オミクロン株については、命にかかわるほど重症化する人のほとんどが、高齢者や基礎疾患のある方たちです。ワクチンを選ばず、できるだけ早く3回目のブースター接種を受けるようにしてください。

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ペットアレルギーについて【アレルギー科】

様々なアレルギーがありますが、動物に対するアレルギーも非常に厄介なアレルギーのひとつです。

特に犬や猫など、ペットとして飼育される動物に対してのアレルギーが発症すると、日常生活にも影響がでてきます。

ペットアレルギーは、動物の毛やフケを餌としてダニが増えることで起こるハウスダストアレルギーとは異なり、犬猫そのものがもつアレルゲンに反応します。そのため、きちんと掃除をして清潔にしていても、ペットに触ったりすることでアレルギー症状が出ます。

ペットを撫でるとくしゃみが出たり、犬や猫に舐められると、その部分が赤く腫れたりというような症状が出る場合はアレルギーの可能性があります。

元々アレルギーが無くても、飼っている途中でアレルギーを発症する場合もあります。症状が重い場合は、飼育途中でペットを手放すという選択肢も出てきてしまうので、問題は大きくなります。

犬猫だけではなく、モルモット、ハムスター、ウサギなどのアレルギーも少なくありません。過去、原院長がポリオの研究でウサギを扱っていた時、毎日のようにウサギに触れていた結果、ウサギに対してアレルギーを発症した経験があります。研究が終わって1年程度経過した後は、ウサギを触っても全く何も無かったそうです。

ちなみに猫については、アレルゲンとなる物質を減少させる薬が開発されていて、昨年、その薬を配合したキャットフードが日本でも販売されています。

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新型コロナウイルス濃厚接触者のPCR検査について

所沢市の学校や幼稚園等での新型コロナウイルス感染が増えてきています。それにより濃厚接触者が大幅に増えており、はらこどもクリニックにもPCR検査について、多数のお問い合わせをいただいております。

新型コロナウイルスのPCR検査については、仮に感染していたとしても、ウイルスが体の中である程度増えないと、確度の高い結果は出ません。そのため無症状の場合、濃厚接触者となってすぐに検査をしても余り意味がありません。

逆に急いで検査を受けた場合、その時点で陰性でも、数日して陽性になってしまうこともあるため、陰性だと安心して生活して、感染をより広げてしまう可能性があります。

ニュース等で、芸能人の方などが濃厚接触者になり最初の検査では陰性、数日経って陽性でしたという判定が出るのは、このような理由があると推測されます。

濃厚接触者となった場合、不安だとは思われますが、検査については焦らず、少し経ってから受けるようにしてください。

また学校や幼稚園などで、集団で濃厚接触者が出た場合、数十人単位になってしまうため、近隣の個別のクリニックで対応できるキャパシティーを超えてしまいます。検査キットの準備、医療スタッフの準備、検査会場の準備等が必要になるため、行政や医師会と協力して検査を進めていく必要が出てきます。

また上記の理由に加え、現在全国的な感染者の爆発的な増加により、検査キットそのものが不足してきているため、ある程度検査数も絞り込まなくてはならない状況になっております。

そのため、原則的には症状が出ている方の検査を優先させていただくことになりますので、PCR検査を希望されてもすぐには検査ができない可能性があります。無症状の濃厚接触者の方につきましては、学校や保健所の指示を受けつつ、経過を見ていただければ幸いです。

正常な医療体制の保持のため、ご協力をお願い致します。

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