病気と症状」カテゴリーアーカイブ

[小児科]おねしょのアラーム治療について

 

新学期が始まって約1ヶ月、そろそろ子どもたちも新しい環境に慣れてきたでしょうか?

新しい学年になったとき、親御さんの心配の種になるのが「おねしょ」です。幼稚園・保育園の年長さんになっても頻繁におねしょをする、小学校に入学してもおねしょが治らないなど、悩んでいる方はかなりの数いらっしゃいます。また、お泊りがある林間学校などがある学年に上がった際、相談に来られるケースも多いです。

まず、親御さんに言いたいのは「おねしょが治らないことを過剰に心配する必要は無い」ということです。

おねしょは決して珍しい症状ではありません。また「症状」と書きましたが、おねしょは多くの場合、「病気」ではありません。おねしょが治らないからといって、無理に治そうとする必要はないのです。

おねしょをする子どもを責めたり、ご自身の育て方に原因があるのではないかと悩んだりすることが、一番やってはいけないことです。それを踏まえたうえで、これからご紹介する「おねしょのアラーム治療」について、読んでみて頂ければと思います。

おねしょの治療にはホルモン薬や抗うつ薬などの薬を使った投薬治療もありますが、再発も多く、余りお勧めしていません。はらこどもクリニックでは、おねしょアラームを使った治療を推奨しています。

この治療法はいたって簡単なものです。寝る時に水分で反応するセンサーがついたアラームをパンツの中に仕込むだけというものです。アラームは水分に反応して、おねしょをすると鳴ります。アラームが鳴ったら起きてアラームを止めます。お子さんが起きれない場合は、ご家族が起こしてあげてください。これを繰り返すことにより、膀胱が大きくなり、尿を貯められる量が増え、おねしょをしなくなるという仕組みです。

アラーム治療の良いところは、全くの無害だということです。薬を飲むわけでもないので副作用はありません。強いて言えば、夜中にアラームで起きることになるので、一緒に寝ている親御さんが少し大変というところでしょう。

このアラーム治療は、世界的にも広く普及していて非常に効果が高い治療法として知られていますが、実際のところ、なぜ膀胱が大きくなるのかというのは詳しく分かっていません。結果が理論に先んじて行われている治療法なのです。効果が出やすい子は数日、長くても数ヶ月で効果が出ることが多いです。投薬治療と異なり、再発もしにくいのも良いところです。

最後に改めて、おねしょは、自分の子どもだけが治らない、恥ずかしい病気だとは考えないでください。おねしょは非常にありふれた症状です。実際にはらこどもクリニックでは、アラームを患者さんにレンタルして治療していますが、常に複数台出ている状態です。

おねしょには広い心で接しつつ、困ったことがあったら遠慮なく相談してくださいね。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科 はらこどもクリニック

〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379
診療時間 午前 8:40〜12:00  午後 15:00〜18:00
受付時間 平日 8:30〜18:00  土曜日 8:30〜12:00
休診日 日曜日 祝日 (年末年始 お盆休みあり)

[糖尿病内科]糖尿病のリスクがあったら、気をつけたほうが良い食生活

健康診断などで糖尿病のリスクがあるという結果が出た場合、食生活をどのように気をつけたほうが良いのでしょうか。まずは暴飲・暴食はしないこと、食べ過ぎないことが基本です。

1日の食事でいうと、朝食は抜かずにきちんと摂るようにしましょう。朝食べずに昼に大量に食べると、前日夜からの長い空腹状態で食事を摂るため、急激に血糖が上昇することがあります。血糖の急激な上がり下がりは、身体にとって大きな負担となり、糖尿病の原因となります。

また夜遅く食べるのも避けた方がよいでしょう。食事をしてすぐ睡眠をとってしまうと、エネルギーが代謝しきれず、体に残ってしまいます。なるべく最後の食事から睡眠まで時間を空けましょう。夜9時以降は食べないように決めておくと良いかもしれませんね。

油ものもなるべく控えるようにしましょう。脂質を摂り過ぎると、強い合併症を引き起こす可能性があります。ただし脂質といっても色々あります。ナッツ類に含まれる脂質や魚に含まれる脂質は身体に良く、ラードはなるべく控えましょう。

ちなみに血糖値が高いからといって、極端な糖質制限ダイエットは推奨していません。確かに痩せるのかもしれませんが、糖質制限ダイエットはリスクなどのエビデンスが取れておらず、果たしてそれが健康に良いのか悪いのか両論あります。まずは規則正しい食生活を心がけましょう。

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[アレルギー科]色々なナッツ・アレルギー

タンパク質と良質な脂肪を含むので、健康に良い食材としてナッツ類がよく挙げられます。そのナッツ類もアレルゲンとなることがあり、食物アレルギーを引き起こします。

代表的なものがピーナッツアレルギーで、ピーナッツバターなどをよく食べるアメリカでは、とても患者さんの数が多いアレルギーです。またイスラエルでも多いといわれています。日本ではそれほどメジャーなアレルギーではありませんが、昔に比べると数は増えている印象です。

ところで「ナッツ類」と一緒くたにしてしまっていますが、実際には色々な種類がありますね。ピーナッツ、アーモンドをはじめ、カシューナッツ、マカダミアナッツ、・・・クルミもナッツのひとつです。

このようなナッツ類は、「鋼・目・科・属」などが細かく分かれています。つまり同じナッツといえど違う種類の植物ということです。例えば、「ピーナッツ」は「バラ亜鋼 マメ目 マメ科 ラッカセイ属」、「クルミ」は「マンサク亜鋼 クルミ目 クルミ科 クルミ属」に分類されています。

アレルギーの原因子となるアミノ酸の相同性は高くないので、全てのナッツにアレルギーが出るという人は少ないのです。(まれに全部ダメという方もいますが。)

だから厳密いうと「ナッツアレルギー」というものは無く、それぞれピーナッツアレルギーやマカデミアナッツアレルギー、クルミアレルギーがあるということですね。あるナッツにアレルギーが出てしまったとしても、全てのナッツを断つ必要はありません。どれに反応し、どれがダメで、どれが大丈夫なのか、きちんと検査をすれば分かります。

もしなんらかのナッツアレルギーになって不安な方は、きちんと検査を受けておきましょう。

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[アレルギー科]ピーナッツ・アレルギー花粉症との関連

前回はアメリカでのピーナッツアレルギー事情をご紹介しました。今回は他の国のアレルギー事情を少しご紹介したいと思います。

また日本ではアレルギーといえば、スギ花粉による花粉症が猛威を振るっています。今冬は暖かい日も多く、2月のかなり早い段階から花粉が飛んでいたようですね。これからがピークとなるはずですから、花粉症の方は、辛い季節になってきますね。

実はスウェーデンも花粉症大国として知られています。日本と同じように、花粉の季節になると、天気予報の中に「花粉の飛散予報」が入ってくるそうです。ただしスウェーデンの場合、スギではなく、ハンノキやシラカバの花粉が主な原因となっています。

厄介なのは花粉アレルギーが、似た因子をもつ他の食物アレルギーを引き起こすというところです。スウェーデンでは、シラカバの花粉症が原因で、ピーナッツアレルギーを引き起こすケースがかなりあるようです。日本では、シラカバの花粉症というのはほぼ考えられませんので、同様のケースは余りありません。スペインでも花粉症の人が多く、そこからモモなどのフルーツに対して、食物アレルギーになってしまうケースが多いようです。

花粉症の方で、フルーツを食べた時に口や唇がかゆくなったり腫れてしまったり、のどにイガイガ感が出た場合、他のアレルギーを併発している可能性はあります。早めに受診してくださいね。

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[アレルギー科]ピーナッツ・アレルギーの対処法と他アレルギーとの関連

食物アレルギーについて、「小さい時にはアレルゲンを食べさせない」→「アレルゲンはなるべく早いうちから食べさせた方がよい」という風に変っているという話題は、当ブログでも度々触れてきました。

これは当然日本だけではなく、世界的な流れです。例えばアメリカではピーナッツアレルギーの子供が非常に多いことで知られていますが、かつてはピーナッツを食べさせるのは3歳くらいからとされてきました。ところが実際にはピーナッツデビューを遅らせることで、アレルギーリスクがむしろ増えていることが分かり、今では固形物が食べられる月齢ならば、ピーナッツデビューをして構わない、むしろ食べさせた方がよいという方針に大転換されました。これは2017年のことなので、わずか2年前です。

それまではずっとエビデンス(科学的根拠)が無い状態で、アレルゲンを避けるということになっていたのですね。常識やコモンセンスというものが悪い意味でバイアスをかけてしまった最たる例でしょう。

ちなみにピーナッツアレルギーは、ローストした方が出やすく、油で揚げたほうが出にくいというデータがあるようです。調理方法でもアレルギーの出やすさは変わってくるものなのですね。

長くなったので今回はこの辺で。次回は花粉症とピーナッツアレルギーの関連性についてご紹介したいと思います。

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風疹の流行 まずは抗体検査をしよう はらこどもクリニックブログ

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前回に引き続き、流行中の風疹のお話です。

風疹に対するリスクが高いのが、現在30代~50代の世代です。この世代は、風疹のワクチンを打っていない可能性の高い世代になります。昭和37~54年生まれの場合、女性しかワクチン接種が行われておらず、男性は風疹の免疫がない人が多くいます。また、昭和54~62年生まれの方は、予防接種制度の問題で接種率が低く、風疹の免疫がない人が多くなります。

昭和60年代生まれの女性は、2018年現在30代前半ということになりますから、妊娠される可能性は大いにあります。またその配偶者の方も、世代的に免疫のない人が多くなることでしょう。

この世代に当てはまる方たちには、まず風疹の抗体検査を受けることをお勧めします。埼玉県は、風疹のワクチン接種を受けていない、妊娠を希望される女性やその配偶者に対し、抗体検査の助成をしており、無料で検査を受けることができます。(すでに妊娠されている方は接種が受けられませんので、注意してください。)

検査で抗体価が低かった場合は、ワクチン接種を受けてください。また、この助成の対象にはなりませんが、妊婦さんと同居、もしくは頻繁に会うことがあるご家族も抗体検査をなるべく受けたほうが良いでしょう。ちなみにこの助成事業で抗体検査を受けた方のうち、免疫が十分ではなく、風疹の予防接種を推奨された方は約27%ということなので、4人に1人くらいの割合です。

通知などがあるわけではないため、この助成制度をご存じない方も多くいらっしゃるでしょう。実際に利用数は決して多いとは言えません。助成事業のホームページへのリンクを貼っておきますので、上に挙げた世代の方を中心に、是非、制度を利用して検査を受けてみてください。

埼玉県の風疹抗体検査の助成事業

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0701/fuusinn-kanzyazouka.html

 

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アトピー性皮膚炎について はらこどもクリニックブログ

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アレルギー性疾患の中で、厄介な病気の一つが「アトピー性皮膚炎」です。皮膚のバリア機能が低下し、炎症を起こし、痒みを伴う湿疹が出ます。慢性的に症状が出て、治りにくいことが特徴です。

それゆえに民間療法を含め、様々な治療法(と言われるもの)が色々と出てきてしまっており、患者さんがきちんとした治療を受けられていないケースが多く見られるのも大きな問題です。

アトピー性皮膚炎にはきちんとした医学的な定義があります。皮膚炎の状態を診断するのには、視診(目で見て状態を判断すること)と触診(患部に触って状態を判断すること)の2つが絶対に必要です。皮膚の乾燥具合や湿疹の状態は、目で見て実際に触らないと分からないからです。

これをせず、医学的な定義を無視して、アトピー性皮膚炎と判断する医師も少なからずいます。例えば、生後3ヶ月以内にアトピー性皮膚炎と診断された場合は、セカンドオピニオンを受けてみるのも選択肢に入れてみてください。全くゼロとは言い切れませんが、生後3ヶ月程度でアトピー性皮膚炎が発症することは極々まれなことです。また、痒疹(ようしん)というかゆみが強く出る湿疹の一種も、アトピー性皮膚炎と誤診されやすい皮膚病のひとつです。

また、治療についてステロイドがダメ、保湿剤がダメ、何も塗らないでよいというのは大いに間違った考え方です。アトピー性皮膚炎の治療では、弱ってしまった肌のバリア機能をしっかりとケアしてあげることが不可欠です。それによりアトピーだけではなく、他のアレルギー症状(食物アレルギーなど)が併発することを防ぐこともできます。ステロイドは副作用が強い薬というイメージがありますが、症状にあわせて薬の強さ、塗る量、回数をしっかりとコントロールすれば非常に有効かつ、安全に使うことができる薬です。重要なのは、どう使うかということです。

例えば、ステロイド外用薬は薄く塗りすぎてしまうことが多い薬です。無意識のうちに強い薬だから塗りすぎてはいけないという意識が働いてしまうのかもしれません。アレルギー専門医である拓麿副院長の診察では、どのくらい塗ればよいかという見本を、実際に診察の中で塗って患者さんに見てもらうことにしています。

アトピー性皮膚炎については、その症状に苦しむ患者さんが多いゆえに、様々な情報が溢れてしまっています。間違った情報に惑わされず、医師としっかり話し合って治療ができる環境で、治療を進めていってください。

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喘息のアレルゲンになるもの はらこどもクリニックブログ

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前回に引き続き、喘息のお話です。アレルギー性喘息のアレルゲンになるのは、ダニ、ハウスダスト、カビなどがあります。

ちなみにハウスダストという言葉自体はよく耳にすると思いますが、これがどのようなものだとしっかり言える人は少ないかもしれませんね。ハウスダストとは、ダニの死骸やフン、ペットの毛、タバコの煙、カビ、細菌などの微細なホコリの総称を言います、当然、ひとつではなく、複数のものが混じり合っています。

喘息を引き起こすカビの代表的なものには「アルテルナリア」というものがあります。アルテルナリアは細かいので、吸い込むと身体の奥までいってしまい、喘息の原因になりやすいのです。

ペットを飼っていると喘息を引き起こしやすいことが分かっています。これはペットの毛自体がアレルゲンになるほかに、ペットの毛やフケがダニの栄養となって、ダニが増えやすくなるからです。

ペットを飼っていると免疫に良く、アレルギー症状が出にくいと言われることもありますが、残念ながら高温多湿の日本では、それは当てはまりません。(アジア・オセアニア地域では、ペットを飼っているほうがアレルギー症状が出やすいという調査結果が出ています。一部ヨーロッパでは、逆の結果が出ているところもあります。)

ちなみに犬よりも猫の方が、人間の掃除が行き届かないようなところに行くことが多いため、よりダニが増えやすい傾向にあるようです。

このようなアレルゲンを排除するには、当然ですがきちんと掃除をし、部屋をきれいに保つことがとても大切です。それにより症状の重さや発作の頻度を抑えることができます。

実は喘息は30代になると発作が再発するということが問題になっています。子供の頃は親御さんが一生懸命掃除をしてくれ、薬の管理も行ってくれていたものが、大人になり、一人暮らしを始めると、そこがルーズになり、症状が出てきてしまうということが原因だといわれています。

また、大人になると、子供の時のように医療費の補助が出ません。(東京都は「東京都大気汚染医療費助成制度」というものがあり、治療費が一定額を超えた場合、成人の喘息に対しても補助が出ます。)月に5,000~6,000円程度の負担になってしまいます。この負担を嫌って、きちんとした治療を受けない人も多いようです。

小学生くらいのお子さんに、このようなことを説明してもなかなかピンと来ないというのがあるかもしれません。しかし、将来大人になったとき健康的な生活を送れるように、お部屋のお掃除をしっかりと習慣付けておくことは大切ですね。

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小児喘息について はらこどもクリニックブログ

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はらこどもクリニックで、小児アレルギーの中で最も患者さんの数が多いのが「小児喘息」です。

「喘息」は、ダニやホコリなどの刺激物により、気道が炎症を起こすことで気道が狭くなり、呼吸が苦しくなるという症状が出ます。息をするたび、「ゼーゼー」、「ヒューヒュー」という音が出たりします。喘息の発作は圧倒的に夜が多く、症状がひどいと呼吸困難になって死に至ることもあります。(アレルギー性のほかにも「アスピリン喘息」もあります。)

様々な調査がありますが、現在の子供の有病率は、8~10%程だと言われています。ピークよりは下がりましたが、30年前に比べると、2~3倍に増えています。大気汚染が進んでいること、また冷暖房の普及で季節感がなくなったことにより、アレルゲンとなるダニが棲みやすくなってしまったことが原因として考えられています。

喘息は呼吸器系なので冬の病気と思われがちですが、実際は、症状が重くなるのは秋です。その明確な原因は分かっていませんが、1日の温度差、台風や秋雨前線による気圧の変化が影響しているのではないかと言われています。またアレルゲンとなるダニやハウスダストが、9~10月にかけて多くなるというのも影響しているでしょう。

小児喘息は自然に治ることが多い病気です。アレルゲンに対する過敏性は年齢が上がることに落ちていくことが多く、小学校高学年までに5割程度は治まるイメージです。(昔はもう少し治りがよく、7割程度は治まっていたのではないかと思います。)ちなみに拓麿副院長も小3の頃までは、小児喘息の症状が出ていました。

喘息は日常生活を送る上で、色々な不便があります。そのひとつがスポーツです。長距離走やサッカーのような呼吸数を上げるようなスポーツは、発作が起こりやすくなる傾向があります。対して水泳やスキーのようなスポーツは呼吸数が少なくて済むので、喘息には良いと言われています。

昔は喘息の発作が酷くなり、夜中病院に駆け込むということもよく見られましたが、現在では薬が良くなっていますので、そのような光景を見ることは少なくなりました。また、免疫療法など有効な治療法も増えています。家の掃除や薬のコントロールなど、親御さんの協力も症状の改善に必要不可欠です。病気と上手に付き合って、症状を抑えていきましょう。

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子供にも2型糖尿病が増えている はらこどもクリニックブログ

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子供の2型糖尿病が増えています。昔はほとんどいませんでしたから、これは驚くべきことです。

まず第一に食生活が変わったこと、そして運動習慣のない子供が増えたこと、また外遊びをしない子供が増えたことも影響しているでしょう。

子供の糖尿病については、国や自治体の方も重く見ており、学校健診で尿糖に以上があった場合には、その場で検査センターに連絡されたうえで、すぐに家庭に連絡するというような体制ができています。(1型の場合は、急激に症状が進行することがあるため。)

小児の2型糖尿病は症状が浅い場合は治ります。しかし、治療はそれほど簡単ではありません。子供だけではなく、家族全体の生活習慣が大きく影響しているからです。子供だけを診ればよいという訳ではなく、家族全体を診療しなくてはなりません。治療には家族の理解と努力が不可欠です。

糖尿病の場合、診断基準がはっきりとしているため、データを見て「糖尿病です。」という病名はすぐに診断できますが、そこからどうコントロールするかをきちんとできる医師は多くありません。それが小児であればなおさらです。

また、男性医師の場合、糖尿病だから食生活を改善してくださいということは言えても、では具体的にどんな料理を作ればよいかという具体的なアドバイスがしにくいという面もあるでしょう。

糖尿病の治療には、まさしく家族診療・ファミリーメディスンという考え方が必要です。はらこどもクリニックでは、この理念に基づき、患者さんが信頼できる糖尿病治療を行っていきたいと考えています。

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