病気と症状」カテゴリーアーカイブ

女性特有の症状 冷え性(冷え症)[内科]

女性が悩まされる症状のひとつに「冷え性」があります。特にこれからの季節は、手足が冷たくて、布団に入ってもすぐに寝付けない、という方も少なくないのではないでしょうか。

冷え性の原因としては、まず代謝が悪いこと、また自律神経が乱れることで、末梢血管への血液循環が悪くなることで起こります。

男性に比べて、女性は筋肉量が少なく、脂肪も多いことから冷え性になりやすいと言われています。一般的に太っていると暑がりになるイメージがありますが、太っていても冷え性にはなります。年齢についても若い方から高齢の方まで、満遍なくおられます。

女性の場合、月経の影響で貧血気味になりやすいことも原因のひとつでしょう。貧血で末梢の血液の循環が悪くなるため、手足が冷たくなりやすいということがあると思います。

冷え性には即効性のある治療法はなかなかありません。特に西洋医学では身体を温めるという薬は余りないのです。

そのため冷え性の治療には、健康保険が適用できる漢方を処方して症状を改善していくことが多いです。東洋医学には「未病」という概念があり、明確な病気ではないものの良くない症状を治していくという治療法や漢方が多くあります。

東洋医学では冷えを様々な型(例えば全身の冷え、高齢の冷え、手足の冷え、顔はのぼせる冷えなど)に分類し、それに合わせて薬を処方します。

新井恵子医師は以前に勤務していた病院では、冷え性の患者さんをよく診察しており、漢方専門医の資格も持っていますので、冷え性に悩む女性の方は、お気軽にご相談ください。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科・糖尿病内科 はらこどもクリニック

〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379
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受付時間 平日 8:30〜18:00  土曜日 8:30〜12:00
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新型コロナウイルスで分かってきたこと[内科]

2020年10月現在で、新型コロナウイルスについて分かっていることを、少しまとめてみたいと思います。

海外では再び猛威をふるいはじめた新型コロナウイルスですが、日本では現在のところ爆発的に患者さんの数が増えることはなく、ある程度の数で落ち着いているようです。PCR検査での陽性数の推移として、全国では500~600人/日、検査陽性者が最も多い東京都で200人/日前後、埼玉県では30~50人前後が多くなっています。

各都道府県で定義が異なるため、あくまで参考値にはなりますが、厚労省が発表している全国の重症者数は10月に入ってからは150人に満たないくらいで推移しています。4月後半から5月頭までのピーク時は300人を超えていましたので、おおよそ半分くらいの数字ということになります。

まず小児については、新型コロナウイルスに感染しても症状が軽いということはほぼ間違いないといって良いでしょう。日本での小児の酸素吸入の事例はほとんどありませんし、世界的に見ても小児の重症者は非常に数が少ないことが分かっています。

日本小児科医会がまとめたデータによると、小児への感染経路の78%が家庭内感染ということで、他の感染症と異なり、子ども同士での感染例は少ないことが特徴です。全体の9割近くが薬の服用などをせずに無治療で回復したというデータが出ています。

感染拡大を防ぐのに最も厄介な点として、症状が無い状態でも人に感染させる可能性があるということです。新型コロナウイルスに対して、マスクが非常に有効な感染防止対策になったのは、この無症状でウイルスを持っている人からの飛沫の拡散=ウイルスの拡散を防げることが大きいのだと思われます。

また発症した場合の特徴として、肺の症状や味覚異常が出て、一旦症状が良くなった場合でも、急にひどくなるということがあるようです。

現在新型コロナウイルスについては、世界中で論文が多数あげられている状態です。特に発生源と言われている中国からは非常に多くの論文が出ています。しかしこれらはまだ査読を受けていないものが多く、いわば出しっぱなしの状態になっています。今後きちんと査読をされた時に、残る論文がどれだけあるのかというのが重要です。

メディアなどでは、査読を受けていない論文から情報を引っ張って、あれは良い、これはダメなどという報道も少なくありませんが、先走って情報が錯綜している状態ですので、不正確な情報に惑わされないようにしてください。

 

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花粉症ではないアレルギー性鼻炎[アレルギー科]

日本の場合、アレルギー性鼻炎の最もポピュラーなものはスギ花粉による「花粉症」だと思いますが、他のアレルゲンに反応して起こる鼻炎もあります。

通年性のアレルギー性鼻炎と言われるもので、「ダニ」がアレルゲンとなるケースが多いです。ダニによる喘息持ちの方の8割程度は鼻炎の症状もあります。アレルギー性鼻炎の特徴として、水っぽい鼻水よりも、鼻の奥にある鼻腔が詰まる鼻閉型が多く、鼻呼吸がしにくくなります。(スギとダニ、両方にアレルギー反応が出る方も珍しくありません。)

アレルギー性鼻炎があると、鼻詰まりで集中力が落ちたりするので、お子さんの場合、テストの成績が下がる傾向にあるというデータもあります。

通年症状は出ているわけですが、自律神経の関係上、温度差で症状が重くなることがあるため、気温が下がり、1日の気温差が大きくなる秋にひどくなる患者さんが多いです。大体体育の日から勤労感謝の日までがピークなのではないでしょうか。

喘息と共にお子さんの発症例は多く、中学生くらいになるとアレルギー症状が治まってくるので、症状は軽くなることが多いです。

治療法としては花粉症と同じで、抗アレルギー薬で症状を抑えます。また、免疫療法もあり、はらこどもクリニックでは、スギ花粉とダニの両方を行っている患者さんもいます。

時期的にこれからの季節は症状が重くなる方も多いので、ひどい場合には我慢せず、きちんと診察を受けてくださいね。

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女性がかかりやすい病気 膀胱炎[内科]

女性がかかりやすい病気に「膀胱炎」があります。尿道から侵入した菌が膀胱で増殖し、炎症を起こす病気です。頻尿/残尿感/痛みなどがあり、重い病気ではないものの、不快感の強い病気です。

女性の方がかかりやすいのは身体の作りの問題です。女性は尿道と肛門、膣の距離が近く、そこに存在している大腸菌などの菌が尿道に侵入しやすいこと、また、男性よりも女性の方が尿道が短いため、菌が膀胱に侵入しやすいからです。

原因となる菌は、子どもの場合8割方大腸菌で、大人の場合はもう少し金の種類が複雑になります。菌が引き起こす炎症なので、基本的には抗菌剤による治療になります。

子どもの頃は男の子の性器に皮が被っていますので、0歳では逆に男の子のほうが女の子よりも多く、3歳くらいから女の子の方が多くなるようです。大人の男女差で見ると、女性の方が30倍ほど多く、さらに妊婦さんとなると、リスクはその30倍になると言われています。

大体尿道の外側1/3くらいは菌がいます。排尿の度に洗い流されるわけですが、夏場で尿量が少なかったり、おしっこを途中で止めると、菌が膀胱に入りやすくなります。膀胱の中におしっこがたまっている時間が長くなると、菌が繁殖する時間が長くなるので、膀胱炎になりやすくなります。妊婦さんの場合は、尿を出し切る筋肉が緩くなりがちで残尿が多いため、菌が繁殖しやすくなるわけです。

ですので、膀胱炎の予防には、水を多めに飲んで尿の回数、尿量をある程度確保する。おしっこをするときは一気に出すといったことが有効です。

実際のところ、お水をたくさん飲んでたくさんおしっこをすれば自然に治ることも多いうえ、泌尿器科に通うことをためらう方も多いため、膀胱に違和感があっても病院には行かないという方もおられるでしょう。ただ不快感が強い病気なので、仕事や学校に支障をきたすようなら、きちんと通院して診察を受けましょう。

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[内科]女性にとって身近な疾患 子宮筋腫

女性特有の病気の中でも、多くの女性にみられるのが「子宮筋腫」です。文字通り、筋肉でできた良性の腫瘍が子宮壁にできます。30代~40代に多く、早い人だと20代で筋腫が出来てしまう場合もあります。ごく小さなものも含めれば、45歳までに7割程度の女性に発生すると言われています。

筋腫が大きくなってしまうと、下腹部に圧迫感が出たり、頻尿になるケースもあります。厄介なのは筋腫により月経血の量が多くなることです。出血が多くなると、貧血になり身体に様々な変調をきたすことがあります。貧血の症状が出たので、検査してみたら子宮筋腫だったというようなことも珍しくありません。

実際には月経血が多いという理由で病院に来る女性は多くありませんので、婦人科の健診で判明することが多いです、また、最近では出産年齢が上がっていることもあり、妊娠した時に子宮筋腫があることが分かるケースも珍しくありません。

全ての筋腫が身体に害があるかというとそうではありません。小さいものであれば特に悪さはしないので、手術はせずに経過観察だけにとどめるケースもあります。特にホルモンの関係から、閉経すると筋腫が大きくならないことが分かっていますので、50代くらいで特に害がないのであれば、そのままにしておくケースが多いと思います。筋腫自体がガン化することはほとんどありませんが、重要なのは、悪性の肉腫との鑑別をきちんとつけることです。

女性にとっては非常に発生しやすい病気ですが、このように症状の出方は千差万別ですし、年齢によって対処の方法も変わってきます。月経血の量が多い、月経時の痛みが強いなどの場合は、病気ではないと思われがちですが、婦人科系の病気のシグナルである可能性もあります。一人で抱え込まずに一度診察を受けてみてください。

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[内科]サイトカインストームとは?その2

前回に引き続き「サイトカインストーム」についてのお話です。

サイトカインストームの中でも炎症を引き起こす炎症性のサイトカインが増えてしまい、自分の正常な細胞まで傷つけてしまうことで肺炎が重篤化したり、多臓器不全を起こしたりすることが分かっています。(少し前のニュースでは、ステロイドの処方が症状の重篤化を抑える可能性があるという研究結果が出たというものもありましたが、これはステロイドが全体的にサイトカインを抑える効果があるからです。)

サイトカインストームが起こった場合には、ある一種類のサイトカインを抑制しても、問題解決になりません。治療法の難しさは、そこにあります。

例えばリウマチの時に強く作用しているインターロイキン6を抑えると治療になるのですが、新型コロナウイルス感染のときに抑えても、他のサイトカインのコントロールが効かなくなっているので効果が悪いのです。

現在のところ、サイトカインストームがなぜ起こるのか、どんな条件下で起こるのかなど詳しいことは分かっていません。このあたりのことがもう少しきちんと解明されていかないと、有効な治療薬やワクチンの実用はなかなか難しい面があります。まずは個人でできる対策をきちんと講じて、新型コロナになるべくうつらない、うつさないように心がけましょう。

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[内科]サイトカインストームとは?その1

新型コロナウイルスによる感染症について世界各国で研究が進められている中、様々な情報がニュース等で報じられています。その中で症状が重篤化する原因に「サイトカインストーム」という言葉が出てきています。今回はこの「サイトカインストーム」について、少し紹介してみたいと思います。

まずサイトカインとは、細胞から分泌されるタンパク質です。細胞間での情報伝達をする役割を持ち、体の中で様々な生理現象を発生させるトリガーのような働きをしています。非常にたくさんの種類があるだけでなく、ある反応を促進するものと抑制するものがあり、お互いにコントロールし合ってバランスがとれています。いわばサイトカイン同士が一種のネットワークを形成していて、それをサイトカインカスケードと呼びます。

例えば、あるサイトカインが働くと、それが過剰にならないように他のサイトカインが抑制をかけたりして、結果的にコントロールされるのです。サイトカインは必ず1つで2つ以上の機能を持っていますので、そのネットワークはとても複雑な仕組みになっています。

サイトカインの中には、免疫系に深く関わるものもあります。通常ウイルスに感染すると、体の中でウイルスがどんどん増えてきます。するとそのウイルスに対抗するために抗体ができます。抗体は対応したウイルスとぴったりとくっつくように作られ、抗体とくっついたウイルスは、マクロファージという病原体を食べる細胞に食べられやすくなるのです。マクロファージは抗体ごとウイルスを食べると、酵素の働きで病原体を分解していきます。

この過程で、サイトカインが分泌されます。サイトカインが出ることで、身体を温めるために発熱をおこしたり、マクロファージを活性化させたりと、ウイルスをやっつけるために様々な形で作用します。

しかし、新型コロナウイルスに感染した場合、どういうわけかこのサイトカインのコントロールがうまくいかなくなり、抑制がかかりすぎたり、反応を促進させるのが過剰になったりとバランスが取れなくなった状態になってしまいます。これが「サイトカインストーム」です。

長くなりましたので、続きはまた次回に。

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[小児科]夏に感染しやすい子どもの感染症、新型コロナ感染との比較

夏の感染症を引き起こす代表的なものに「エンテロウイルス」があります。エンテロウイルスは腸管で増殖するウイルスの総称で、たくさんの種類があります。発熱などの風邪の諸症状はもちろん、ヘルパンギーナ、手足口病、発疹などなど種類によって出る症状は多種多様で、ひとつの型に感染して免疫ができても、他の型には感染してしまうため、1シーズンに何度も感染するケースもあります。

暑くなってくると集団生活の中で感染が増え始め、7月後半に多くなります。例年であれば、このタイミングで夏休みに入るため、一旦感染の拡大は収束する傾向にあるのですが、今年は夏休みが短くなっているため、例年よりも長い期間にわたって流行するのではないかと予想しています。

そしてもうひとつが「アデノウイルス」です。代表的な症状として咽頭結膜熱(プール熱)を引き起こします。結膜炎、のどの痛み、発熱が主な症状となります。

ただしこちらのウイルスも非常に型が多く、変異が早いことで知られています。3年前は50種類程度だったものが、現在では80種類以上の型があることが分かっています。そのためアデノウイルスが引き起こす症状も多種多様で、百日咳のようなひどい咳や下痢になることもあります。また型が多いので、お子さんだけではなく、大人がかかってしまうケースも多くみられます。

エンテロウイルスとアデノウイルスは総じて熱が高くなることが多いですが、新型コロナウイルス感染症では、子どもの場合、最初は熱が出ることが少ないようです。季節的にはコロナウイルスよりもアデノウイルスの方がよほど流行しますので、お子さんが熱を出したからといってパニックにならず、きちんと医療機関で診てもらいましょう。発熱などの症状がある場合には、必ずそのことを伝え、各医療機関からの指示に沿って通院してください。

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虫刺されがひどくなってしまった時は?[小児科]

この季節、外で子どもが遊んでいるときに悩まされるのが虫刺されです。時折、ひどく腫れてしまう、かゆみ、痛みがひどくなるようなものもあるかと思います。その場合は、普段よく刺される蚊とは違う虫に刺された可能性が高いと考えた方が良いでしょう。

刺されると非常にしつこい痛痒さが続くブユや、刺されると火傷のようなミミズ腫れになるアオバアリガタハネカクシ(羽アリに似ている赤い虫)、お茶畑の多い狭山市周辺ではチャドクガもなかなか厄介です。チャドクガの場合、直接虫に触れなくても、風に舞った毛が付着するだけで、皮膚炎になります。

虫刺されによる皮膚炎の治療では、ステロイド系の塗り薬を使いますが、症状がひどい場合には、効果が薄いため、飲み薬を使う場合も出てきます。

外で遊ぶ場合や、屋外でのレジャーなどでは、虫よけを上手く使って、虫刺されの被害を抑えましょう。

虫よけについては、過去のブログ記事にまとめておりますので、そちらをご覧ください。

→リンク:https://hara-kodomo.com/blog/2017/07/

 

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接触感染/飛沫感染/空気感染/エアロゾル感染の違いとは?その2[内科]

前回に引き続き、ウイルスの感染経路についてのご説明です。

・空気感染

「空気感染」とは、飛沫から水分が蒸発した状態で、さらに小さな微粒子となり、そこにウイルスが付着して空気中を広範囲にわたって漂い、それを吸い込んで感染するものです。空気感染するウイルスは非常に感染力が強いですが、空気感染するウイルスは麻しん、水痘(水ぼうそう)と限られています。(ちなみに結核菌も空気感染します。)

・エアロゾル感染

そして最近聞くようになった「エアロゾル感染」ですが、これについては現状明確な基準はありません。エアロゾルとは空気中に漂う微細な粒子ということですが、エアロゾル感染は新しい言葉で、そもそも医療界においてはあまり使われていません。基本は飛沫感染ながらも、いわゆる三密の環境下で、空気感染に近いことが起こりえるくらいのイメージで捉えておくのがよいかもしれません。

ウイルスの感染の強さは、空気中をウイルスが漂って遠くまで広がるかどうかです。換気をよくしてどこかに流れてしまえばリスクが少なくなります。三密を避け、皆さん一人ひとりが感染予防を心がけてください。

新型コロナウイルスの場合、病院では入院患者さんの場合は1日6回を目安に換気が行われています。結核などの空気感染に準じた対応となっているようです。これから暖かくなるので、窓を開けるのにちょうどよい季節ですから、お部屋の換気を常に良くしておくのが良いでしょう。

はらこどもクリニックでは、感染症の院内感染予防対策のため、患者さんの入口を空間的に隔離された3つに分けています。詳しくはこちらの記事をご覧ください。

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