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[はらはら通信より転載]お知らせいろいろ

今回は先日配信されたはらはら通信より転載の記事となります。
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今年は長い梅雨でうっとおしい日々が続き、あちこちで大水が発生しています。新型コロナウイルス感染症の流行で保育園から大学までお休みが続き、子ども達の生活も随分変わりました。集団生活が無いと子ども達が風邪をひいたりしないのは実感されたことと思います。
集団が形成された今、子ども達の間に感染症が小流行を起こしているのも昨今の傾向です。と共に、新型コロナウイルス感染者も増加してきました。高齢者が出不精になり、若い人の感染が目立つようになりました。若い人は軽症が多いこともあり死亡者や重症者の数が少ないことは怖さは減じられているものの、その分、対策がルーズになる可能性もあります。そのことが患者発生数増加にもつながります。ご用心ください。

●当クリニックの対応
予防接種、健診などは、健康外来で行っていますので受付、診療いずれも患者さんと動線が重なることはありません。発熱やコロナウイルス感染を疑う人は、感染待合で対応します。一般外来は、それ以外の方に対応しています。
旧クリニックから移転をする時に感染症への対応を考えてアクセスの場を3つに分けていますので患者さんや利用者の方にもご理解いただきご利用ください。感染待合が混むとお待たせすることになりますが、安全性優先でお願いしています。

●ネットを利用しての外来を準備しています。
利用する会社も決まり、目下準備中です。8月から可能かと考えています。支払いをおいでにならないで済ますために、カードでのお支払いを利用しますので、患者さん側にもご準備を頂くこともあります。また、薬剤をどこで受けたられるかなどもあります。
いわば通信網を使いますので、別にご利用代金を負担して頂くことにもなります。詳細は準備整い次第お知らせいたします。

●4か月健診、BCGが個別になっています。
どちらも月曜日と金曜日に行っています。4か月健診と予防接種BCGと他のワクチンの同時接種も行っています。市役所から案内が届きましたら、ご予約ください。

●夏季休暇を8月にとらせて頂きます。
8月11日が山の日になり、11日から15日までをお休みにさせていただいていました。今年はオリンピック・パラリンピックの予定で山の日が変更になってしまいましたが、11日から15日までお休みさせて頂きます。
予防接種もお休みですので、7月の次の予定が若干の方で少しずれることになりますがご容赦ください。

●新型コロナウイルスに関した情報はブログなどを見てください。
ホームページから、ブログ、フェイスブック、ワクチン広場をみてください。発信いたしております。もし、ご質問あれば、原朋邦宛にメールを頂ければ、ご返事いたします。to.hara@nifty.com宛にメールを送り下さい。

●健診で指摘された方はご相談ください。
例年よりも、保育園、幼稚園、学校での定期健康審査が遅れて行われています。夫々で問題を指摘されましたら、その用紙をお持ちになり受診なさってください。適宜、対応させて頂きます。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科・糖尿病内科 はらこどもクリニック

〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379
診療時間 午前 8:40〜12:00  午後 15:00〜18:00
受付時間 平日 8:30〜18:00  土曜日 8:30〜12:00
休診日 日曜日 祝日 (年末年始 お盆休みあり)

ウイルスと薬 その2[内科]

ウイルスと薬についてのお話の続きです。今回はウイルスとワクチンについて書いてみます。

ウイルスは増殖するとき、宿主の細胞増殖の機能を利用して、自分の遺伝子であるRNAをどんどんコピーしていきます。この時、約3%の割合で何らかの変異があると言われています。ウイルス感染症では、体内に何百万個ものウイルスがいる状態になります。わずか3%の変異率でも、母数が多いので、変異したウイルスが登場する可能性が非常に高いのです。さらに多くの人に感染が広がればなおさらです。このようにウイルスはめまぐるしく変異を繰り返すため、ワクチンができても有効な効果を得にくい場合があるのです。

また、報道番組やワイドショーなどでは、抗体ができていれば、コロナウイルスに罹りにくい、症状が出ないというような論調もありますが、これは正しくありません。

新型コロナウイルスの感染では、ウイルス感染が引き金となって自己免疫系が自分の血管や臓器を攻撃することによって、血管系の疾患や多臓器不全などの重い症状が起こるということが分かってきています。この場合、むしろ抗体がある方が、症状が重篤化する可能性があります。(サイトカインストーム、ADE。)

例えばデング熱は、4つの型があり、ある型に感染し抗体ができると、次に別の型に感染した場合、重篤化する可能性が高いことが分かっています。またネココロナウイルスでは、ウイルスに抗体をもった猫が、同じウイルスに感染すると重篤化することがあるそうです。

実は単純に「接種したときに抗体を作る」だけのワクチンであれば簡単に作れます。不活化や弱毒化したウイルスを体内に入れれば抗体自体はできるからです。ただし、その抗体が正しくウイルスの抑制に働くかどうかは、きちんと検証を積み重ねなければ分からないのです。

同じくコロナウイルスが原因のSARS、MERSでは、ワクチンはできていません。上に書いた変異や抗体・免疫の問題で、有効なワクチンが作れなかったのです。ウイルスに対するワクチンの開発は、とても難しいのです。

アメリカでは早ければ年内にワクチンが接種できるという報道もありましたが、これがどこまで有効なのかは、実際に接種してみないと分からない部分がかなりあると思います。

しばらくはこのウイルスとうまく付き合いながら、感染を押しとどめていくしかありません。3密を避ける、手洗いをする、マスクを上手に使うなどの対策をきちんととって、なるべく感染しない、させないようにしていきましょう。

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ウイルスと薬 その1[内科]

いまだ世界的には、猛威をふるい続けている新型コロナウイルス。ワクチンや治療薬の開発に、世界中の様々な会社がチャレンジしています。
感染症を引き起こす原因が細菌の場合、抗菌薬という特効薬になりうる薬がありますが、ウイルスの場合、薬こそたくさんあるものの特効薬と呼べるものはありません。

そもそもウイルス感染症とはどういったものなのでしょうか。

ウイルスは、人間をはじめとした生物のように自分で細胞を増殖して増えていくことが出来ません。他の生物の生きた細胞の中に入り、その生物の細胞増殖の機能を利用して増殖します。
そして、ウイルスはある程度増えると、細胞の中から出て、他の細胞に感染し、また増えて、というのを繰り返し、体内でどんどん増えていくわけです。その過程で人間の細胞が異常をきたし、様々な悪い症状が起こるのです。

抗ウイルス薬は基本的に、このウイルス増殖の過程のどこかに作用し、増殖を阻害するというものになります。つまりウイルスを殺す、不活化するのではなく、あくまで体内で大幅に増えることを防ぐという種類の薬になります。
そのため、抗ウイルス薬は感染の早い時期に投与することが重要で、症状が重くなってから抗ウイルス薬を投与したからといって、劇的に症状が改善することはなかなか考えにくいのです。

現在、新型コロナの治療薬としてレムデシビルが承認され、アビガンも今後承認がされそうな流れになっています。特効薬のような報道のされ方をしていることもありますが、現実的には、そこまでの効果は期待できないでしょう。

長くなってしまったので今回はこのあたりで、次回はウイルスとワクチンについて書いてみたいと思います。

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夏のマスク着用と熱中症リスク[内科]

近年では当たり前のようになってしまいましたが、今年も6月に入ってから猛烈な暑さになっています。こうなってくると、マスクを着けるのもかなり辛くなりますね。

実際に気温が高い状態でのマスク着用は、熱中症のリスクを上げることになります。犬を思い浮かべていただければわかるかと思いますが、熱くなると舌をベロンと外に出し、荒く息をします。そうすることで口から体内の熱を外に逃がしているわけです。人間も、犬ほどではないものの、吐く息で熱を外に逃げしています。マスクをするとその効果が弱くなりますので、熱中症になりやすくなります。
またマスクをしていると口の渇きに気が付きにくいため、水分を補給するのが遅くなりがちです。こまめに水分補給をするように心がけましょう。

マスクは性能が良ければ良いほど、呼吸をしづらくなります。肺疾患などで肺機能が弱っている場合などでは、マスクをすると血中の酸素飽和度が下がるケースもあります。
例えば、医療用マスクとして知られるN95をしている場合、つけたままで延々と働き続けるのはかなりきつく、1時間に1回くらいは外して呼吸を整えないと辛いです。

厚労省からも熱中症対策として
・屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合はマスクを外す
・マスクを着用している場合は負荷の強い運動や作業を避け、喉が乾いていなくても小まめに水分補給する
・適宜、マスクを外して休憩する
という指針が出ています。

新型コロナウイルスの感染拡大予防という面では非常に大きな役割を果たしているであろうマスクですが、人の密度の状況や気温などを考慮しながら、外しても問題ないときは外して、熱中症のリスクを上げないようにしてください。

また、2歳未満の幼児の場合、マスクを使用しないように日本小児科医会から注意喚起が出ています。幼児の場合、マスクをすることで様々なリスクがあるということ、そして、世界的に見て、新型コロナウイルスは子どもにとってはリスクが少ないということが分かっています。

近年の日本の夏の暑さは激烈なものがあります。熱中症にならないよう、気を付けて生活してください。

厚労省「新しい生活様式」における熱中症予防行動のポイント:
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_coronanettyuu.html
小児科医会からの注意喚起:
https://www.jpa-web.org/dcms_media/other/2saimiman_qanda20200609.pdf

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PCR検査の精度と偽陰性について[内科]

新型コロナウイルスのPCR検査については、マスメディアやネット記事で様々な情報や意見が散乱している状態です。医療界でも様々な意見があるので、現在のPCR検査体制の是非はともかくとして、改めてPCR検査について、分かっていることを書いてみたいと思います。

PCR検査についての情報の中で、危ないなと思うのは、PCR検査を絶対視するような風潮があることです。そもそも現在のPCR検査の精度はそれほど高くありません。感度は30~70%程度と言われ、検査キット、検査官の技量、検査を行う環境によってかなりばらつきが出ます。

ウイルスの量が少なく検知できない「偽陰性」や、何らかの形でウイルスが検体に紛れ込んでしまうことで起こる「偽陽性」も少なくありません。

PCR検査は、検査時点、ポイントでの「陰性」・「陽性」の目安であって、継続的な「陰性」・「陽性」の証明にはなりません。一番怖いのは「PCR検査で陰性だった=自分はコロナに感染していない=自粛せず活動をしても良い」と考える人がいることです。もしこのような人が偽陰性でウイルスのキャリアだった場合、多くのウイルスをバラまくことになります。

また日本のPCR検査体制について、海外と比べ貧弱だという指摘が多くあります。これには日本と海外で感染症の検査に対する考え方に違いがあった点も大きいです。

実は海外ではPCR検査は一般的な検査手法です。病院内でハウスPCRを行っているところも多く、そもそもPCR検査を大量に行える下地があったのです。対して日本では抗体検査が主流で、PCR検査はあまり行われていませんでした。抗体検査が一般的なのは、PCR検査より結果が出る時間が短いなどのメリットがあるからです。そのような状況の中で、いきなり検査数を増やすのは土台無理な話です。

今、多くの国民の皆さんに我慢して生活を制限していただいているのは、それによって感染の増加を緩やかにし、その間に病床の確保、ワクチン・治療薬の確立、検査体制などなど、各医療体制を整えるという目的があります。

現状では、とにかく新型コロナに罹らないということが一番です。大変なことも多いですが、今しばらくは、この生活様式を続けていくことが大切です。

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[はらはら通信より転載]新型コロナウイルスのワクチンについての情報等

今回は先日配信されたはらはら通信より転載の記事となります。
新型コロナウイルスの話題を中心に、役に立つ情報が載っておりますので、是非参考になさって頂きたいと思います。
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●新型コロナウイルスの流行も下火にはなりましたが、まだ感染者は出ています。残念ながら埼玉県は非常事態は継続になりました。自粛生活で大変つらい思いをされていることと思いますが、もう暫くは今の生活を継続をなさるようにお願いをいたします。
感染をすれば亡くなられるような病気だと、ヒトが亡くなればウイルスも絶えるので流行は収まるのですが、新型ウイルス感染症のよう無症状や軽症の人が多い病気は、ウイルスを持っている人が解り難いので、隔離をすることが出来ず、流行は中々止まりません。感染防御は継続していくしかありません。

●ワクチンは色々な国で作ろうとしていますが、有効なワクチンの登場には時間もかかりそうですし、難しいかもしれません。薬物の使用もウイルスの複製を抑える薬は早期使用が基本ですし、ヒトが感染に対してサイトカインという物質を過剰につくることが肺炎の原因だと考えられていますが、それを抑える薬剤の登場には、研究が必要です。
今暫くは、ウイルスに感染をしないという方法が安全かつ一番の方法です。非常事態宣言が解除されても感染防御は継続しなければなりません。それには従来ならば行わなかった方法も必要なのです。マスクの装着励行、手洗いの徹底、ヒトとの接触で距離をとるなどは煩わしいかもしれませんが、基本です。

●WHOはワクチンで防げる病気にワクチン接種をしないで重複の感染をしない様に、ワクチンの推進を勧めています。安全に、接種を行うためには、患者さんの診察と場所や時間を工夫をすることで接触しない様にして予防接種を行います。当クリニックは、以前の場所から移転をするときに、院内感染を防ぎながら診療、予防接種を行いたく、ゾーニングをしています。予防接種は安全にできますので、是非、必要な予防接種はお受けいただきたいと考えます。

●オンライン診療を準備中です。時間と医師で予約制になると思いますが、準備できればお知らせをしますが、少し診療に幅がでるかと思います。詳細は準備出来次第お知らせいたします。

●BCGが新型コロナウイルス感染で集団を造れないために個別接種になります。やがて市役所からお知らせが届くと思いますが個別であると同時接種が可能になりますので、3回目の四種混合枠信や3回目のB型肝炎枠信との同時接種が可能になります。

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女性がやっておくべき検診[内科]

新型コロナウイルスの影響で、検診なども受けにくい状況となっていますが、検診は病気の早期発見にとても大切です。コロナ禍が落ち着いたら必ず受けに行きましょう。

今回は女性が受けておくべき検診についてご紹介していきます。

まず女性だけが受ける検診として、乳がん検診と子宮頸がん検診があります。乳がん検診はマンモグラフィーと超音波(エコー)の2種類があります。所沢市の乳がん検診はマンモグラフィーで行われます。

乳腺組織の多い若い女性はマンモグラフィーだけでは分かりにくく、エコーの検査を追加することもあります。

子宮頸がん検診は、視診・内診の他に、細胞診を行います。異形細胞が認められた場合は、HPV(ヒトパピローマウイルス)検査が施行されます。

所沢市では乳がん検診、子宮頸がん検診のどちらにも公費助成がありますので、助成を活用して積極的に受診しましょう。

例年では5月から開始される両検診ですが、今年はコロナウイルスの影響で6月に延期されています。所沢市のホームページで開始時期を確認してください。

骨粗しょう症の検診も女性にはとても有効な検診のひとつです。女性は閉経すると女性ホルモンの減少から骨粗しょう症が進行します。また、ほとんどの女性はビタミンDの摂取が不足しています。ビタミンDはカルシウムと共に骨を強くする栄養素のひとつなので、それが不足すると骨がもろくなります。女性に骨粗しょう症が多いのはそのためです。

所沢市では腕の骨のレントゲン撮影を行う検査を行っており、助成が出ます。(こちらは本年度の開始時期が未定となっています。)

健保などで助成される毎年の特定健診ももちろん重要ですので、忘れずに受診しましょう。特定健診は、はらこどもクリニックでも受け付けています。

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接触感染/飛沫感染/空気感染/エアロゾル感染の違いとは?その2[内科]

前回に引き続き、ウイルスの感染経路についてのご説明です。

・空気感染

「空気感染」とは、飛沫から水分が蒸発した状態で、さらに小さな微粒子となり、そこにウイルスが付着して空気中を広範囲にわたって漂い、それを吸い込んで感染するものです。空気感染するウイルスは非常に感染力が強いですが、空気感染するウイルスは麻しん、水痘(水ぼうそう)と限られています。(ちなみに結核菌も空気感染します。)

・エアロゾル感染

そして最近聞くようになった「エアロゾル感染」ですが、これについては現状明確な基準はありません。エアロゾルとは空気中に漂う微細な粒子ということですが、エアロゾル感染は新しい言葉で、そもそも医療界においてはあまり使われていません。基本は飛沫感染ながらも、いわゆる三密の環境下で、空気感染に近いことが起こりえるくらいのイメージで捉えておくのがよいかもしれません。

ウイルスの感染の強さは、空気中をウイルスが漂って遠くまで広がるかどうかです。換気をよくしてどこかに流れてしまえばリスクが少なくなります。三密を避け、皆さん一人ひとりが感染予防を心がけてください。

新型コロナウイルスの場合、病院では入院患者さんの場合は1日6回を目安に換気が行われています。結核などの空気感染に準じた対応となっているようです。これから暖かくなるので、窓を開けるのにちょうどよい季節ですから、お部屋の換気を常に良くしておくのが良いでしょう。

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接触感染/飛沫感染/空気感染/エアロゾル感染の違いとは?その1[内科]

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、メディアなどで「飛沫感染」・「エアロゾル感染」という言葉が頻繁に出てくるようになっています。ここで改めて、それぞれどんな感染経路になるのかご説明していきたいと思います。

・飛沫感染

まず新型コロナウイルスは基本的に「飛沫感染」となります。飛沫感染とは、咳やくしゃみに含まれるしぶきの中にウイルスが含まれ、それを吸い込むことで感染します。新型コロナウイルスに対してマスクやフェイスシールドが必要とされているのは、この飛沫感染を防ぐためです。飛沫を物理的にさえぎることで飛沫感染のリスクを下げるということです。

また「ソーシャルディスタンス」と言われる人と人との距離をあけるという対策も、この飛沫感染への対策になります。飛沫は水分を含むしぶきで重いので、飛び散る距離に限界があります。それが2m程度といわれているため、2m離れることが推奨されているのです。
(※これは咳やくしゃみのエチケットを守った場合です。何もなしで思いっきり声や音を出して咳やくしゃみをすると、もっと遠くまで飛沫が飛んでしまいます。咳やくしゃみをする際には、きちんとエチケットを守りましょう。)

・接触感染

新型コロナウイルスの場合、感染者が触ったものの表面にウイルスが付着して、それを触ることにより感染する「接触感染」も大きな感染経路のひとつと言われています。ウイルスは付着したものの表面で、かなり長い時間活性を失わないという研究結果も出ています。ドアノブ、手すり、様々な機器のボタンやスイッチ、スマホやタブレットの表面など日常生活の中で注意が必要なものは数多くあります。

接触感染については消毒が有効です。次亜塩素酸ナトリウムやアルコールでまめに消毒を行いましょう。今消毒用アルコールが手に入りづらいといわれていますが、次亜塩素酸ナトリウム消毒液は、市販されている漂白剤を薄めることで簡単に作れます。

以前ノロウイルス対策として、次亜塩素酸ナトリウム消毒液の作り方を当ブログに掲載していますので、参考にしてみてください。(→記事はこちら!

また家庭でできる新型コロナウイルス感染対策について、日本環境感染症学会がまとめておりますので、是非見てみてください。(→日本環境感染症学会のHPはこちら

長くなりましたのでこの辺で。次回は「空気感染」・「エアロゾル感染」についてご説明します。

 

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新型コロナウイルスは言葉の通り新型なので、研究されてきた訳ではありません。このウイルスが登場する前までは、従来型と呼ばれる4つの型のコロナウイルス、サーズ、マースと呼ばれた重症型の6つの型がありました。同じコロナウイルスの仲間なので、共通の条件があるだろうと考えられます。
ワクチンが直ぐにでもできるように言われていますが、多分、出来ても効果が悪い可能性が高いのです。それは自然感染では病気を免れるという意味の免疫はできないか、出来ても不完全であることがわかっているからです。実際に再感染が起こります。
また、肺炎になり重症になるのは、経過した後です。免疫が出来る頃に重症になるのは別の仕組みが働いているからです。どのような機序で炎症を起こす物質がつくられるのかその仕組みがよくわかっていません。ひどくなる人と軽く済む人の違いが何に因るのかもわかっていません。それを抑える薬が試行錯誤で試されている状態です。
決め手になる治療法がない病気です。罹らないことが一番です。その基本的なことは、飛まつを浴びる近さには近づかない、汚染物質を手で目や口に運ばないことです。

外来の受付がオープンになっていたのですが、患者・家族の方々とクリニックスタッフの間に飛まつが行き来しないようにアクリル板で遮蔽にしました。私とデンタルの息子と娘に手伝って貰って作成しました。素人なので出来には問題がありますが、どちらからも飛まつはお互いに届かないと思います。

流行が拡大すると誰が新型コロナの感染者かわからなくなります。その場合には、疑わしきは患者さんと同じように対応することです。
感染予防用に使う予防衣がなくゴミ袋を代用したり、顔や口もとを防ぐマスク類、消毒に使うアルコールが入手困難です。購入できても価格高騰しています。医療スタッフの異様な服装に驚かれたり不快に思われるかも知れませんが苦肉の策です。ご容赦下さい。

クリニックは汚染場所だと怖いと思われるかもしれませんが、当方は旧クリニックから現在地に移転するときに、クリーンゾーンを健康外来と称して入るときから会計迄別にしています。予防接種は安全に行うことができますので定期接種の予防接種は、粛々とお受けになってください。

病気は新型コロナウイルス感染だけではありません。受診されるときには症状や経過をお教えください。基本的に病気をお持ちの方は可及的に感染症の方々と一堂に会さないようにしたいと考えていますので、ご協力ください。

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