[アレルギー科]秋冬のアトピー性皮膚炎で注意すべきこと

長かった夏も終わり、ようやく気温も下がってきました。そろそろ冬の足音も聞えてきたでしょうか。

アトピー性皮膚炎の患者さんにとって冬は辛い季節になります。空気が乾燥してくるので、一般的に冬の方が痒みが強くなることが多いからです。

冬に肌を触ってカサカサしているのは、皮膚から水分が失われてしまっている証拠です。特にアトピー性皮膚炎の方は、皮膚のバリア機能が弱くなっており、水分が逃げやすい状態になっています。冬場のアトピー対策は、とにかく保湿を最優先にすることを心がけてください。

特にお子さんの場合、自分で保湿に気をつけるということは難しいと思います。親御さんが忘れないよう、定期的に肌のチェックと保湿を行ってあげてください。

ちなみにアトピー性皮膚炎の原因としてハウスダストがありますが、冬の時期にダニの反応が多く出るのは、北海道や東北などの寒い地域です。意外かもしれませんが、寒い地域は気密性の高いお家が多く、冬場に暖房で温かくしているとダニが増えてしまうのです。ダニが多い環境になると、他のアレルギー疾患も発症しやすくなります。冬場はなるべくこまめにカーペットやお布団の掃除を行って、ダニが繁殖しないようにしてください。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科・糖尿病内科 はらこどもクリニック

〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379
診療時間 午前 8:40〜12:00  午後 15:00〜18:00
受付時間 平日 8:30〜18:00  土曜日 8:30〜12:00
休診日 日曜日 祝日 (年末年始 お盆休みあり)