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湿疹の治療について【小児科】

夏になるとよく汗をかくので、湿疹の患者さんが増えてきます。汗をかいた後の湿疹なので、「あせも」になったという患者さんが多く来られるのですが、実際にあせもの方はほとんどいません。

「あせも」というのは、汗が出る時に汗腺という管を通るのですが、そこが詰まって皮膚の中に浸みだして炎症を起こす症状を言います。したがって汗腺の多いところ=額や手のひらに出やすいのです。

炎症の深さによって症状も変わり、浅いあせもであればそのままにしていてもそれほど問題がありません。しかし、深いあせもで赤くなっている場合は、ステロイドを処方します。

今はエアコンが普及して、室内での生活ではあまり汗をかかなくなっているため、本当の「あせも」の患者さんは少なくなっています。

夏の湿疹の多くが、元々あった湿疹、皮膚炎が汗によって悪化したものです。これらの治療についてもステロイドの弱めの軟膏を処方します。

また所沢や近隣の市町村では、チャドクガの幼虫の毛による皮膚炎も珍しくありません。毛虫本体を触らなくても、毛が風に乗って飛んできて、それに触れただけでひどい炎症を起こします。チャドクガの場合は、強めのステロイド軟膏の処方になります。

またチャドクガに限らず、虫刺されも多くなってきます。自己判断ではなかなか難しいので、強い痒みや痛みがある場合は、小児科や皮膚科に相談してください。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科・糖尿病内科 はらこどもクリニック
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