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湿疹の治療について【小児科】

夏になるとよく汗をかくので、湿疹の患者さんが増えてきます。汗をかいた後の湿疹なので、「あせも」になったという患者さんが多く来られるのですが、実際にあせもの方はほとんどいません。

「あせも」というのは、汗が出る時に汗腺という管を通るのですが、そこが詰まって皮膚の中に浸みだして炎症を起こす症状を言います。したがって汗腺の多いところ=額や手のひらに出やすいのです。

炎症の深さによって症状も変わり、浅いあせもであればそのままにしていてもそれほど問題がありません。しかし、深いあせもで赤くなっている場合は、ステロイドを処方します。

今はエアコンが普及して、室内での生活ではあまり汗をかかなくなっているため、本当の「あせも」の患者さんは少なくなっています。

夏の湿疹の多くが、元々あった湿疹、皮膚炎が汗によって悪化したものです。これらの治療についてもステロイドの弱めの軟膏を処方します。

また所沢や近隣の市町村では、チャドクガの幼虫の毛による皮膚炎も珍しくありません。毛虫本体を触らなくても、毛が風に乗って飛んできて、それに触れただけでひどい炎症を起こします。チャドクガの場合は、強めのステロイド軟膏の処方になります。

またチャドクガに限らず、虫刺されも多くなってきます。自己判断ではなかなか難しいので、強い痒みや痛みがある場合は、小児科や皮膚科に相談してください。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科・糖尿病内科 はらこどもクリニック
〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379

虫刺されがひどくなってしまった時は?[小児科]

この季節、外で子どもが遊んでいるときに悩まされるのが虫刺されです。時折、ひどく腫れてしまう、かゆみ、痛みがひどくなるようなものもあるかと思います。その場合は、普段よく刺される蚊とは違う虫に刺された可能性が高いと考えた方が良いでしょう。

刺されると非常にしつこい痛痒さが続くブユや、刺されると火傷のようなミミズ腫れになるアオバアリガタハネカクシ(羽アリに似ている赤い虫)、お茶畑の多い狭山市周辺ではチャドクガもなかなか厄介です。チャドクガの場合、直接虫に触れなくても、風に舞った毛が付着するだけで、皮膚炎になります。

虫刺されによる皮膚炎の治療では、ステロイド系の塗り薬を使いますが、症状がひどい場合には、効果が薄いため、飲み薬を使う場合も出てきます。

外で遊ぶ場合や、屋外でのレジャーなどでは、虫よけを上手く使って、虫刺されの被害を抑えましょう。

虫よけについては、過去のブログ記事にまとめておりますので、そちらをご覧ください。

→リンク:https://hara-kodomo.com/blog/2017/07/

 

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