タンパク質と良質な脂肪を含むので、健康に良い食材としてナッツ類がよく挙げられます。そのナッツ類もアレルゲンとなることがあり、食物アレルギーを引き起こします。
代表的なものがピーナッツアレルギーで、ピーナッツバターなどをよく食べるアメリカでは、とても患者さんの数が多いアレルギーです。またイスラエルでも多いといわれています。日本ではそれほどメジャーなアレルギーではありませんが、昔に比べると数は増えている印象です。
ところで「ナッツ類」と一緒くたにしてしまっていますが、実際には色々な種類がありますね。ピーナッツ、アーモンドをはじめ、カシューナッツ、マカダミアナッツ、・・・クルミもナッツのひとつです。
このようなナッツ類は、「鋼・目・科・属」などが細かく分かれています。つまり同じナッツといえど違う種類の植物ということです。例えば、「ピーナッツ」は「バラ亜鋼 マメ目 マメ科 ラッカセイ属」、「クルミ」は「マンサク亜鋼 クルミ目 クルミ科 クルミ属」に分類されています。
アレルギーの原因子となるアミノ酸の相同性は高くないので、全てのナッツにアレルギーが出るという人は少ないのです。(まれに全部ダメという方もいますが。)
だから厳密いうと「ナッツアレルギー」というものは無く、それぞれピーナッツアレルギーやマカデミアナッツアレルギー、クルミアレルギーがあるということですね。あるナッツにアレルギーが出てしまったとしても、全てのナッツを断つ必要はありません。どれに反応し、どれがダメで、どれが大丈夫なのか、きちんと検査をすれば分かります。
もしなんらかのナッツアレルギーになって不安な方は、きちんと検査を受けておきましょう。
〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379
診療時間 午前 8:40〜12:00 午後 15:00〜18:00
受付時間 平日 8:30〜18:00 土曜日 8:30〜12:00
休診日 日曜日 祝日 (年末年始 お盆休みあり)