1月の終わりには10年に一度の大寒波も到来し、今年はなかなか厳しい冬が続いています。昔に比べると暖房や防寒服が良くなったため、絶対数は減りはしましたが、この季節、お子さんがしもやけになることも少なくないでしょう。
しもやけとは低温により血流が悪くなる循環障害です。指の先が腫れたり紫色に変色したりします。またその状態で温まって急に血流が良くなると、組織が壊れ、強いかゆみが出ます。
子どもは身体が小さいため、寒さの影響を受けやすくしもやけになりやすいです。しかしながら、手袋や靴下が嫌いな子も多く、床が冷たくても靴下を履かなかったり、自転車に乗る時に手袋をつけなかったりで、しもやけになりやすい手足の末端を守れないことも多いです。
また冬でも水遊びをしたり、手を洗ってもきちんと拭かなかったりと、手足を濡れたままにしておくのも、しもやけになりやすい原因のひとつです。
しもやけを防ぐには、手足の血行を良くすればよいので、当たり前のことですが、なるべく冷やさないようにすることが大切です。また手足が冷たくなったらマッサージをするとか、外から帰ってきたら、すぐ手足をお湯につけるというのも有効です。
しもやけになってしまった場合には、ヒルロイドなどヘパリン類似物を患部に塗るのが有効です。ヘパリン類似物質は血管を拡張し、血の巡りをよくする効果があります。お風呂上りや、学校へ行く前など、1日に数回、マッサージをしながら塗り込んであげましょう。
所沢市の小児科・内科・アレルギー科・糖尿病内科 はらこどもクリニック
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