糖尿病になると他の病気に罹りやすくなる[糖尿病内科]

連日新型コロナウイルスのニュースが報じられています。肺炎による死者も出ていますが、中国、そして台湾での肺炎による初の死者は、糖尿病を患っていたということです。

実は糖尿病に罹ると感染症に非常に弱くなります。血糖値のコントロールができていないと免疫の機能が弱くなってしまうのです。きちんと通院していて、薬などで症状をコントロールしつつ、医師が身体の様子を把握しているケースでは対策も打てますが、厄介なのは糖尿病の自覚症状がなく、病院には通っていない方が、様々な感染症にたくさん罹ってしまうケースです。

糖尿病の患者さんは大人だと普通は罹らないような感染症にも罹ってしまうことがあります。例えば、中耳炎や腸腰筋(ちょうようきん:腰の前側にあるインナーマッスル)の炎症などです。逆に珍しい感染症の場合、糖尿病の可能性を疑ってスクリーニング検査を行います。

これを防ぐためには、きちんと予防接種をすることが重要です。予防接種の優先度は1位が妊婦さん、その次が糖尿病などの慢性疾患をもっている方です。大人の場合は子どもと違い、公費助成があるケースは少ないですが、もし糖尿病の気がある方は、自費でもきちんと接種することをおすすめします。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科・糖尿病内科 はらこどもクリニック

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