お友達に乱暴してしまう子供

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先日、ある親御さんから、子供がお友達に対して乱暴な行動をとってしまうという相談を受けました。悪気はないようで、突然手が出てしまうというものでした。

一つの可能性としては、発達障害があります。これは子供が素行が悪いとか乱暴な性格をしているというわけではありません。限度を超えた刺激などを受けた場合に、衝動的に行動してしまうというケースがあります。

このような場合、親御さんが感情的にがっと怒ったり、大きな声で叱るのは良くありません。子どもに対する刺激を強めて、余計に状態が悪化してしまう恐れがあります。乱暴な行動をとってしまう場合には、刺激の原因から遠ざけ、他の事に気をそらしてあげることも有効です。

そして、冷静に「今どんな気持ちなのか」を聞いてみてあげてください。ポイントは「なぜ?どうして?」ではないということです。発達障害のケースでは、理由を聞いても効果はありません。あくまで衝動的に行動してしまっているので、理由は子供本人にも分からないことなのです。

重要なのは、乱暴してしまう子供は、友達を傷つけようとか意地悪をしてやろうなどと思っているわけではないということです。また、それを大人がしっかりと理解しておくことです。

もしお子さんのこのような行動で気になるという方は、かかりつけの小児科医などに相談してみると良いでしょう。

 

所沢市の小児科 はらこどもクリニック

〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379
診療時間 午前 8:40〜12:00  午後 15:00〜18:00
受付時間 平日 8:30〜18:00  土曜日 8:30〜12:00
休診日 日曜日 祝日 (年末年始 お盆休みあり)

車酔い・乗り物酔いの激しい子供には

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9月に入ってもまだまだ暑いですが、季節としては秋ということになるのでしょう。秋の行楽シーズンなどという言葉もあるように、これからの季節、車でお出かけするにはちょうど良い気候になってきますね。

お子さんたちの中には、車酔いをはじめとして、乗り物酔いする子もいることでしょう。今回は乗り物酔いの対策について、少し書いていきたいと思います。

 乗り物酔いの原因は、ひとつは自律神経の乱れです。乗り物酔いの予防には、規則正しい時間に睡眠をとって、体調を整えておくことが大切です。また、酔って吐くから食べないというのもいけません。食事はきちんと摂っておくことも大切です。

ではそれ以外の原因は何か? 実はその半分以上は「思い込み」なのです。

例えば乗り物に乗る前に、酔い止めの薬を飲ませて効果があったという経験があるかと思います。ですが、実際には酔い止め薬には、あまり有効と思われる成分は入っていないのです。それでもきちんと効くのです。

乗り物酔いは、酔ってしまった経験がトラウマになっていたり、「自分は乗り物酔いをする」という思い込みから引き起こされることがとても多いのです。そのため酔い止め薬を飲むことで「薬を飲めば大丈夫」という暗示が掛かり、酔いにくくなるのですね。

乗り物酔いを防ぐには、この暗示が有効です。「窓を開けて風に当たると酔わない」とか「遠くを見ると酔わない」などよく言われますが、このような「○○すると酔わない」という暗示を与えてやると、とても効果があります。

かつて学術的な調査のため、ある離島に行ったことがありました。その移動は船だったのですが、あいにく天気は大荒れ。経験したことのないような波に揺られる羽目になったことがあります。そこで、現地の船長に酔わない方法を聞いたところ、「マストにつかまって大声で歌っていれば酔わないよ。」ということを言われました。実際にその通りにしたところ、全く酔わなかったという覚えがあります。

車の中で大声で常に歌われてしまってはうるさいかもしれませんが(笑)、乗り物酔いが激しいお子さんには、何か一つ効果的な酔わない暗示を与えてあげるということをやってみてください。

 

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日光を浴びることは健康?不健康? その2

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前回に引き続き、日光浴のお話です。

適度な日光浴の時間とはどのくらいなのでしょうか。国立環境研究所が数年前に発表した研究によれば、成人男性に必要とされる1日のビタミンD摂取量を、日光浴で生成するには、紫外線の弱い12月の札幌でも76分、紫外線の強い7月であれば、わずか数分で大丈夫だそうです。

これは食べ物によるビタミンD摂取を考慮に入れていない数字なので、実際にはもっと短くてもいいことになりますね。さらに1歳~9歳くらいの子供たちに必要なビタミンDは、大人の半分くらいなので、夏場にわざわざ意識的に日光を浴びせることは、気にしなくてもいいかもしれません。

ちなみに紫外線の量は、よく晴れた日を100%とすると、薄曇りで約80~90%、曇りで約60%、雨で約30%になるそうです。

雲の間から太陽が出て日が差している場合には、雲からの散乱光によって、快晴の時より紫外線が多くなる事もあるそうです。

今回のブログでご紹介した気象の各データは気象庁のホームページで見られるので、興味のある方は見てみてください。意外と面白いですよ。

平均気温・日照時間・降水量など:http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/mdrr/tenkou/alltable/tem00.html#a43

紫外線に関する質問:http://www.data.jma.go.jp/gmd/env/uvhp/uv_a03.html

これから9月の天気がどうなるかわかりませんが、よく晴れる日が多いようなら、引き続きしっかりと紫外線対策をしていきましょう。

 

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日光を浴びることは健康?不健康? その1

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今年は空梅雨で7月は雨が少なく、大変な暑さでした。比べて8月は晴天が少なく、気温も余り上がらない日が続きましたね。夏休みに海やプールに行く予定だったのを変更した皆さんも多いのではないでしょうか?

試しに所沢市の日照時間を調べてみたところ、平年に比べて約40%とかなり少ないものでした。(ちなみに平均気温の方は平年に比べて、-0.6℃ほど。データ上は気温は余り変わらないようです。)

さて、今子育てをしている親御さんの世代は、子供の頃「外で元気で遊んでおひさまをたくさん浴びなさい。」と言われ育った方が多いのではないでしょうか。実際に日光(紫外線)を浴びると、ビタミンDが形成されます。そして、このビタミンDはカルシウムの吸収を助けることから、子供の成長には欠かせない栄養素でもあります。このような理由から、上に書いたようなことが言われていたのですね。

しかし現在では、日光を浴び続けることのデメリットも大きいと言われています。特に言われているのが、皮膚がんのリスクです。アメリカでは白人の皮膚がんが増えていることもあり、アメリカの小児科学会では、紫外線の強い夏に子供が15分以上外に出る場合には、UVカットクリームなどを塗って、肌をケアすることを推奨しています。

黄色人種の場合、白人ほどではありませんが、ケアした方が良いでしょう。日本でも少しずつではありますが、皮膚がんの患者数は増えています。

子供向けのUVカットクリームも様々な種類のものが出ています。昔に比べ、クリームで肌が荒れるというようなことは少なくなってきていますが、使用の前には、パッチテストをして肌に合うかどうか確かめましょう。

 

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食物アレルギーの常識が変わる?

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先日、日本小児アレルギー学会が、生後半年から卵アレルギーになるリスクの高いアトピー性皮膚炎の乳児に、生後半年から少量の卵を食べさせるということを推奨するという提言を行いました。

これはアトピー性皮膚炎の乳児に対し、乳児期から少量の卵を与えることによって、卵アレルギーの発症を高い確率で抑えられるという国立成育医療研究センターの研究結果を踏まえたものです。

卵アレルギーは、現在子供の食物アレルギーの中で最も患者数が多いものです。卵を使った加工品も多く、日常生活を送る上で非常に多くの不便に見舞われてしまいます。

今まではアレルギーの原因となる食物は、出来るだけ乳児期の早い段階で食べさせるのは危険だとされてきました。これは多くの親御さんたちもご存じで、実践してきたことでしょう。しかし今回の提言により、その常識が覆されたことになります。

最近では、乳児期の早いうちからアレルゲンとなりうる食物を少量与えることで食物アレルギーの発症を抑えられるという研究結果が、国立成育医療研究センターの研究結果だけではなく、海外も含め、非常に多く発表されています。

食物アレルギーというと、口から摂取したもので発症するというイメージが大きいかもしれませんが、実は「経口摂取」よりも「経皮」、つまり皮膚を通じてアレルゲンが侵入する方が、人間の体は異物として認識しやすく、アレルギー反応を起こしやすいのです。

アトピー性皮膚炎の子供たちの多くが、様々な食物アレルギーを発症してしまうのはここに原因があります。炎症を起こし傷ついている皮膚からはアレルゲンが侵入しやすく、炎症を促進し、アレルギー反応を強くしてしまうのです。そのため、アトピー性皮膚炎の子供へのアレルギー対策は、食べ物のコントロールに加え、徹底した皮膚炎の治療を行うことが重要なのです。

対して、健康な舌下や腸管などからアレルゲンが侵入した場合には、アレルゲンに対しての耐性を誘導するということが分かっています。はらこどもクリニックでも喘息や花粉症の治療として「舌下免疫療法」行っていますが、これは上記のような研究結果に基づいているのです。

もちろん、アレルゲンとなる食物を乳児に食べさせるのには、摂取量、調理法などに細心の注意が必要です。決してご自身で判断せず、しっかりと専門医の診断とアドバイスを受けて行いましょう。

 

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子供たちの好き嫌い

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乳幼児健診や健康相談の際、8割方話題に上るのが「子供の好き嫌い」についてです。

多くの親御さんが「野菜を食べてくれない」・「白いご飯を食べてくれない」・「ある特定のものしか食べない」などのお悩みを持っています。この「好き嫌い」の問題は、程度の差こそあれ、お子さんがいるどのご家庭でもあると言っても過言ではありません。

結論から申しますと、この好き嫌いのお悩みに対して、はらこどもクリニックでは「そんなに心配することはない」という風に答えています。

1950年代のアメリカで、1歳~2歳くらいの子供たちに、毎食、数百種類の食べ物の中から好きなものを選んで食べさせるというテストを行ったことがあるそうです。その結果、1日で見るとめちゃくちゃな栄養バランス、1週間で見てもやはり栄養バランスが悪い、しかし1か月単位でみるとそれなりの栄養バランスになっているという結果が出たという論文があります。論文によると、半年周期で子供たちがよく食べる好みが変化しているということでした。人間の体の神秘というべきか、子供たちは自分の体に足りないものをしっかり摂っているということなのでしょう。

ちなみに子供が野菜を食べないことを心配して、サプリメントを与えた方が良いか聞かれることもありますが、サプリは余りオススメしていません。ビタミンB・Cについては水溶性なので、摂りすぎてしまってもおしっこで出てしまうのですが、ビタミンA・Dについては脂溶性のため、摂ったものが体内に留まります。特に小さいお子さんの場合、摂りすぎると過剰症になってしまう可能性があるので、注意が必要です。

お子さんの好き嫌い、気になる気持ちは十分に理解できますが、あまり神経質にならず、おおらかな気持ちで対応してみてください。

 

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病気の経過観察にはスマホを活用しましょう!②

前回に引き続き、診察におけるスマホの活用法です。

はらこどもクリニックで実際にあった、スマホで撮影された動画が役に立った具体的なケースをご紹介しましょう。

ある赤ちゃんが、ミルクを飲んだ後すぐに吐いてしまうという症状を訴えて来院された親御さんがいました。色々と調べましたが、原因は分からず。その後、他の大きな病院にもいくつか行かれたそうですが、結局症状は改善せず、半年くらいしてまた来院されました。

こういう時は、実際に症状を見るのが最も確実な方法です。そこで、「今ここでミルクをあげてみてください」と言ったところ、親御さんは「今飲んだばかりなので無理です」ということでした。それではと、「実際に吐いているところを、スマホで動画に撮って見せてください」とお願いしたわけです。

後日、その動画を見せてもらったところ、赤ちゃんはミルクを飲んだ後に吐いているのではなく、飲みながら吐いてしまっているということが分かりました。

それなら考えられる症状は、食道が狭くなってしまっている「食道狭窄(しょくどうきょうさく)」です。すぐにきちんとした検査を受けられる病院を紹介しました。

現在その子は手術をして、健康な生活を送っています。

動画を撮影していなかったら、このお子さんはまだ治療ができていなかったかもしれません。写真や動画を手軽に撮影できる今だからこそ、それを活用しない手はありません。ぜひ試してみてください。

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病気の経過観察にはスマホを活用しましょう!①

はらこどもクリニックでお勧めしているのことのひとつが「スマホの活用」です。

今までは診察の際にお子さんに起きた症状を、親御さんが言葉で説明していました。それを実際の画像や動画で撮影しておき、診察の際に見せていただくという活用法です。

例えば、「お子さんの食欲が無い」といった時に、それを言葉で説明するより、写真に撮って「実際に摂取した食事内容を摂取時間とともに記録する」方が役に立ちます。また、「吐物、便、尿、発疹」などは、症状が出た時に、さっとスマホで写真を撮っておいて頂けると非常に参考になります。「行動、けいれん、嘔吐や呼吸の状態」などは、動画に撮ってくださると役立ちます。

スマホで撮影したデータであれば、撮影日時まで記録されるので、時間を覚えたりメモしておく必要もありません。(iPhone標準の写真アプリでは撮影時間までは表示されませんが、写真の情報を表示できるアプリを利用することで、撮影時間を確認することができます。)

「百聞は一見にしかず」ということわざがありますが、医師が診断を下す際には、その症状を実際に見せてもらうのが一番なのです。以前にご紹介したノートと併せて活用すれば、とても心強い子育ての味方となってくれるはずです。

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通院にはノートを活用しましょう!

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はらこどもクリニックでは、患者さんに「ノートを書くこと」をお勧めしています。

病気の経過など、「何時から、何がどのように起こり、変化したか」、また他の医療機関を受けておられる場合には、「そこで判断された内容や、行われたこと」など、時系列に沿って書いていただくことで、診察の際にとても参考になります。

ノートに書くのは、お子さんに関することなら何でも構いません。子育てで不安に思ったこと、診察の際に聞きたいこと、病気の経過など、その時々で記録しておくと非常に役に立つのです。

なぜわざわざノートに書いておくことが大切なのか。理由の一つはもちろん「忘れてしまう」からです。記憶力に頼るより、きちんと記録に残しておいた方が確実です。そしてもうひとつは、「言い出しにくいこと」・「聞きにくいこと」をきちんと伝えていただくためです。

みなさんは「ドアノブコメント」という言葉をご存知でしょうか?

人間が会話をしている際、自分にとってマイナスのことを晒すようなこと、格好が悪いようなネガティブなことは、なかなか口にできないものです。すごく聞きたいのに何となく口に出しづらい、そんな「聞きにくいこと」が、会話の後ろ、後ろになってしまい、結局言い出せなかったり、口に出せても時間がなく、きちんと話すことができなくなってしまう。結局、部屋を出ていく時=ドアノブに手をかけた時に出てくる言葉を「ドアノブコメント」と言います。

この「ドアノブコメント」は、実は患者さんにとって「一番聞きたいこと」・「一番気になっていること」が多くなります。だから私たちは、その「ドアノブコメント」を聞き洩らさず、しっかりとピックアップしたいと考えています。

診察の終わりには「最後に何か聞きたいことはない?」というようなお声掛けもしますが、一番は聞きたいことは何でもノートに書いておいて、診察の際にそれを見せていただくことです。

ノートは子育ての記録にもなります。過去と似たような症状が出た時はもちろん、2人目のお子さんを育てている時など、1人目のお子さんのノートが参考になる時もあるでしょう。気がついた時にメモでも良いからノートをつける、この習慣をつけておくと、子育てにとても役に立つはずです。

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蚊が媒介する病気

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前回、虫よけ剤について紹介しましたが、この季節の一番の厄介者である「蚊」が媒介する感染症には様々なものがあり、昔から人間にとって非常に厄介な病気として存在してきました。

今回はそれをご紹介したいと思います。

代表的なところでは日本脳炎、マラリア、デング熱、ジカ熱等です。

日本脳炎は定期接種にも組み込まれている感染症です。過去の病気に思われがちですが、今でも数は少ないものの毎年発症例が報告されています。2016年には25年ぶりに10人を超え、11例の報告数となりました。

コガタアカイエカという蚊によって、日本脳炎ウイルスを保有する豚からヒトにが感染します。ウイルスを保有する豚の多い西日本に多い病気で、埼玉では30年以上、発生は報告されていません。

症状は脳炎や髄膜炎によって、突然の高熱、頭痛、意識障害、痙攣などを起こします。致死率も高く(日本国内での過去25年間は17%)、約半数に麻痺などの後遺症が残ります。

マラリア、デング熱、ジカ熱は基本的に日本国内にはない感染症です。日本で患者が出る場合は、海外で感染し、日本に帰ってきてから発症するというケースです。

マラリアは、マラリア原虫という寄生虫が原因で発症する病気です。高熱や倦怠感といった症状が出ます。

江戸時代には「瘧(おこり)」という病名がありました。周期的に悪寒と発熱を繰り返す病気とされ、その特徴から実はマラリアのことではないかと言われています。あの坂本竜馬も瘧に罹ったことがあると言われています。

デング熱は数年前、東京で患者さんが見つかり、かなりの騒動になったことは記憶に新しい出来事です。発熱が強く、インフルエンザに似た症状が出ます。埼玉県では、2017年は7月上旬までに7例の発生報告があります。主に東南アジアでの感染となっています。

ジカ熱は昨年のリオ五輪を前に、ブラジルで大流行しました。軽度の発熱、関節痛、筋肉痛と感染しても症状は軽く、大人の場合、ほとんど症状が出ない事もあります。

ただし妊婦が感染すると、新生児の小頭症を発症することが分かり、現在、その関連性のさらなる調査がおこなわれています。

このように蚊が媒介する感染症は、海外では今でもとても恐ろしい病気です。もし、東南アジアや南米をはじめとして、海外に行かれる際には、予防接種、徹底した虫よけなどのなどの感染症対策をしっかりとしていきましょう。

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