投稿者「スタッフはらこども」のアーカイブ

はらこどもクリニックスタッフ 新型コロナウイルスワクチン接種について

はらこどもクリニックでは全てのスタッフが5月21日に新型コロナウイルスワクチンの2回目の接種を終えたことをご報告致します。

1回目接種後に抗体検査をした結果、全員に中和抗体があり、回復した軽症者の方より高いくらいの数値がありました。

2回目接種後では、拓麿副院長の抗体検査の結果、19000AU/ml以上の数値がありました。原院長が4700AU/mlを超えていました。

これはコロナウイルスに感染し、回復した患者さんに比べても、大幅に高い数値です。軽症の感染者の方の抗体値は個人差はあるものの数百AU/mlが多いようです。(スパイクタンパクのリボゾーム受容体ドメインのIgG抗体=中和抗体)。

この数値を見ても、ワクチンの効果がかなり高いことが分かります。

副反応については、原朋邦院長については、特に何もありませんでした。新井先生は接種した方の腕に少し痛みがあったのと軽いだるさはあったものの、1~2日で回復しています。拓麿副院長については、発熱はないものの強いだるさがありました。

看護師の中には発熱者が複数出ました。熱が高くなったケースもありましたが、1~2日で下がっています。基本的に重篤な副反応はなく、全員2日程度で回復しています。

副反応で発熱した場合には、アセトアミノフェン系の解熱剤を使用しても問題ありません。熱が辛い場合には、カロナールを処方してもらったり、市販の解熱剤を使用しても大丈夫です。

接種後は人によって痛みや発熱もありますので、お仕事が休みの日の前日に接種したり、もしくは接種の次の日は休みにしてもらうなどの対策を取った方が良いかと思います。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科・糖尿病内科 はらこどもクリニック
〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379

mRNAワクチンの有効性が高い理由【内科】

 

現在、世界中で様々な新型コロナウイルスのワクチンが出回っています。日本で使用されているのはファイザー社とモデルナ社のmRNAワクチンです。この2つのワクチンは90%を超える高い有効率があり、他のワクチンに比べても、非常に有効性が高いことが分かっています。

ウイルスベクターワクチンであるアストラゼネカのワクチンは、有効率約75%、またシノバックの不活化ワクチンは50%程度という調査結果もあるようです。

こうして見ると、シノバックのワクチンは、効果が低いように思われますが、そもそも不活化ワクチン自体の有効率はそれほど高くありません。例えば私たちが毎年のように接種するインフルエンザワクチンは不活化ワクチンで、有効率は50%程度だと言われています。

有効率とは、ワクチンを接種しなかった場合と接種した場合で、どのくらい発症者が減少したかの数字です。例えば100人の人がいてワクチンを接種しなかった場合、50人の人が感染症を発症したとします。対してワクチンを接種した場合、発症者は5人に減少しました。
発症者の数は50人→5人になり45人の減少です。ワクチンを接種していない時の発症人数を100%とし、割合に直すと発症者が100%→10%になり、90%減少したことになります。この減少の割合を有効率と言います。有効率50%の場合は、ワクチンを接種した場合でも100人中25人の人が発症する計算になります。

新型コロナのワクチンでmRNAワクチンの成績が良いのは、液性免疫だけではなく、細胞性免疫を誘導するからと考えられています。
液性免疫はウイルスのスパイクタンパクに対応する抗体を作り、ウイルスのスパイクを無効化し、細胞に取り付きにくくする免疫反応です。
対して細胞性免疫は、ヘルパーT細胞とキラーT細胞によって、ウイルスに感染した細胞をウイルスごと殺してしまうようなイメージです。液性免疫が反応の性質上、変異株に対して効果が低いのに比べ、細胞性免疫は変異株にも高い効果を示すことが分かってきています。

ウイルスベクターワクチンも細胞性免疫を誘導しますが、ベクターに対する免疫反応が起こるため効率が悪くなっている可能性があります。
不活化については、液性免疫のみの誘導になり、抗体増強反応を起こす可能性もあることから、今回の新型コロナウイルスに対しての効果は厳しいものがありそうです。また、ウイルスを無害化する時にタンパク質が変質しているほか、本来抗体を作るために必要なタンパク以外の、余計なタンパクも含まれているため、どうしても効果は弱くなってしまいます。

ただしmRNAワクチンは、RNAが物質として非常にもろいため、取り扱いに難があります。アストラゼネカのワクチンは、ファイザーやモデルナのワクチンに比べれば取り扱いは簡単で、1回接種で良いというメリットもあります。

また今後は日本のシオノギの組み換えタンパクワクチンも出てくる予定です。組み換えタンパクワクチンは既にB型肝炎ワクチンなどで実用化されており、取り扱いも難しくなく、コストも安価です。

このように有効率だけではなく、ワクチンによって様々なメリット・デメリットがありますので、流行の状況を見ながら、適切にワクチン接種を進めていくべきでしょう。

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糖尿病の予防、若い時からできること【糖尿病内科】

糖尿病と言うと年をある程度とってから罹る病気だというイメージがあるかもしれません。しかし、近年では、若い方でも発症する方が増えてきています。

また幼少期や若い頃の生活習慣が、大きく影響を与えることも分かっていますので、若いからと言って油断せず、気を付けておくことが大切です。

若い時からできることとしては、やはり「標準体重をできるだけ維持すること」です。運動をして筋肉をつけて、基礎代謝を上げておく。食事の時は、食べる順番を意識する。べジファーストで最後にご飯を食べれば血糖値の上がり方も緩やかになります。(懐石料理などはこの食べ方になっていて、非常に理にかなっていますね。)夜遅くに食べない、もし食べてしまっても寝るまでに時間を置くことも大切です。

人間年を取ると、必ず体重のコントロールが若い時のようにいかなくなる時がきます。そうなる年齢を少しでも遅らせること、もしその時がきてもなるべく体重の増え方を緩やかに抑えるためにも、普段から意識して食事や運動を行っていきましょう。

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お子さんへの舌下免疫療法について【小児科・アレルギー科】

子どもの花粉症が増えている中で、小さいうちに舌下免疫療法で花粉症を治してしまおうという方も増えています。今回はお子さんへの舌下免疫療法を検討されている方へ、参考になるような記事を書いてみたいと思います。

まず舌下免疫療法を始められるのは5歳からになります。(※将来的には引き下げられる可能性もありそうです。)
所沢市では子どもの医療費の助成が中3までになりますので、この期間であれば自己負担はありません。舌下免疫療法は長期に渡る治療になりますから、なるべく小さいうちから初めて、助成の期間内に終わらせてしまうのが良いと思います。

またお子さんが小さいうちに舌下免疫療法を始めることのメリットは、続けやすいことに尽きると思います。年齢が上がってくると思春期の影響などで親の言う事を全て素直に聞いてくれる話ではありませんし、中学になると部活動も始まりますから、本人がきちんと納得しないと治療を続けるのは難しくなります。

対して小さいお子さんは言う事を聞いてくれますし、例えば親子で治療をすれば薬の飲み忘れも予防できます。はらこどもクリニックでも小学生で治療を行っているお子さんもいますし、親子でやっているケースも少なくありません。

薬は毎日服用する必要がありますが、たまたま1日忘れてしまったからと言って効果が無くなるわけではありません。あまり頻繁に忘れるのはどうかと思いますが、週1回以内の飲み忘れくらいであれば問題ありません。舌下免疫療法は、とにかく続けることが大切な治療法です。

オススメは朝に薬を飲む習慣をつけることです。朝であれば仮に忘れても夜に飲めばいいですし、舌下免疫療法の薬は眠くなるなどの副作用はありませんので、学校に差し支えることも少ないでしょう。

ただし部活動の朝練がある場合は、薬の前後2時間の激しい運動は禁じられていますので、就寝前の服用の方が良いかもしれません。やはり部活動が始まると、色々と難しい面も出てきますので、小学校のうちにある程度終えてしまうのが理想的です。

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小児の白血病について【小児科】

競泳の池江璃花子選手が白血病からの復活を遂げ東京オリンピック代表の座を掴んだことは、非常に大きなニュースになりました。今回は白血病、特に小児の白血病について少し書いてみたいと思います。

小児の白血病は、小児が罹患するがんの中でも割合が高く、年間で700~800人程度の患者数が報告されています。大きくリンパ性のALL、骨髄性のAML、慢性骨自生白血病のCMLに分類され、ALLの方が比較的寛解率が高いと言われています。

昔はAMLだと治療は厳しいと言われていましたが、良い薬も出てきて治療法が確立されたこともあり、今ではAMLも不治の病ではなくなっています小児白血病全体として見ると、75%程度は寛解の状態に持っていけるようになっています。はらこどもクリニックでは、過去に3人小児白血病の患者さんがおりましたが、全員治りました。

白血病は小児科の治療法の方が、内科(成人)の治療法で行うよりも成績が良いことが分かってきており、現在では小児科の治療法に沿って治療が行われることも多くなっています。日本でも思春期は小児科が治療を担当することも多いです。池江さんの治療については想像の域を出ませんが、発症時18歳という年齢を考えても、小児科の治療法で治療が行われたのではないでしょうか。

白血病は寛解しても再発の可能性があるため、5年、10年というスパンで経過観察をしていく必要があります。

一昔前までは白血病と言うと不治の病で、発症したら命を落としてしまうというイメージだったかもしれませんが、今は決してそうではありません。早期発見し、急性への転化を遅らせきちんと治療すれば、池江選手のように元の生活に戻ることは可能です。

初期症状としては、貧血が一番わかりやすい症状で、はらこどもクリニックで診察した患者さんも、貧血がきっかけで白血病が判明しました。このように貧血は大きな病気のサインの可能性もあるので、たかが貧血と放置せず、きちんと医師に診てもらうようにしてください。

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女性に多い病気 側弯症(そくわんしょう)【小児科】

側弯症(そくわんしょう)とは背骨が左右に弯曲し、ねじれを伴う場合もある病気です。女性の方が圧倒的に発症例の多い病気で、男性の5~7倍になると言われています。

原因は分からないことが多く、代謝や他の疾患による影響が大きいと考えられています。

背が伸びる思春期の時期に発症することが多く、発症頻度としては高いのですが、発症していてもほとんどの場合が軽度なので、診断がつかずにそのまま過ごしてしまうケースも少なくありません。

学校健診の中でチェックしますが、軽度の場合、学校健診の短い時間で診断をつけるのは難しいのが現状です。また自治体によっては専門である整形外科が関わっていることもありますが、学校健診は内科医が務めることが多いのも、診断が難しい理由のひとつです。

また診断の方法として、上半身裸で屈ませ、後ろから肩の位置を見るという形になるため、思春期の女子生徒を裸にするという事に対する抵抗感(担任が男性教諭だった場合は特に)も、診察を難しくさせています。

側弯症は高度になると心肺を圧迫するなどの大きな影響が出ますが、軽度の場合、放っておいてもそれほど問題が無いことが多いです。

もし側弯症の疑いがあった場合、精密検査を行い、症状の重さによって経過観察や矯正治療、重度の場合は手術を行います。

ちなみに原院長は56年ほど小児科医として経験を積んでいますが、学校健診で見つかった事例で、手術までに至った例を経験したことはありません。(手術例は全て骨の系統疾患を持つ例でした。基本的に手術を必要とするほど重度の症例は極めて稀です。

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新型コロナウイルスワクチンの予防接種についてのお知らせ

所沢市では5/17より高齢者に対する新型コロナウイルスワクチンの予防接種が始まりました。

はらこどもクリニックも接種医療機関となっておりますので、予防接種についての注意事項をお知らせさせていただきます。

まず予防接種を行えるのは、接種券がお手元に配られた方のみになります。
原則的に予約のみで、予約は、はらこどもクリニックへの連絡ではなく、自治体の予約システムを利用してください。

専用のコールセンター(0570-005527)、インターネット、LINEの3つの方法で予約が可能です。コールセンターは混雑しているので、インターネットかLINEでの予約がすいているとのことです。

はらこどもクリニックへの直接のお問い合わせや、来院には対応しかねますのでご了承ください。

予約をキャンセルする場合は、なるべく早めにキャンセルをお願い致します。現在使用されているファイザー社のワクチンは取り扱いの制限が多く、直前のキャンセルですと、ワクチンが無駄になってしまうほか、きちんとキャンセルをしないとワクチンを接種したことになってしまいますのでご注意ください。

インターネットとLINEでの予約の場合は、予約の忘れがないようにリマインドの連絡がいくとのことです。電話にはリマインドがありませんので、予約忘れの防止の意味でも、インターネット、LINE予約の方がおすすめかと思います。

予防接種は、発熱や他の病気の方とは別にゾーニングされた「健康外来」での待合、接種となります。「健康外来」は正面右側の入口になります。

 

あわせまして、はらこどもクリニックでは医師、スタッフについて5月1日に1回目のワクチン接種を行ったことをご報告致します。21日に2回目の接種を行う予定です。

参考として、1回目の接種時点での副反応についてもご紹介したいと思います。

原院長については、特に大きな反応はありませんでした。2日間くらいちょっと接種部位が痛いかな?と感じる程度だったとのことです。新井医師についても、少し腫れた程度で大きな反応はありませんでした。

拓麿副院長については、接種後、局所の痛みがだんだんと強くなっていき。接種日の夜は、背中を掻くのに腕を動かすことができないくらいの痛みが出ました。また1日だるさがあったとのことです。若い看護師ではかなり痛みが強く出たケースもありました。

総じて、高齢で免疫反応が鈍くなっているほど、副反応が弱くなる傾向にあり、若い人ほど副反応が強く出ているようです。

また26歳基礎疾患無しの女性看護師がワクチン接種後亡くなったという報道が出ました。3/19 1回目接種、3/22は通常勤務、3/23に死亡確認という経過だったようです。

亡くなった後にCTを撮った結果、直径3.5cmの血腫がみつかり、石灰化も見られたということなので、画像による所見では、死因は腫瘍からの出血、クモ膜下出血の可能性が高いと思われ、ワクチンとの因果関係は否定されています。

現状の予防接種の制度では、ワクチン接種後一定期間に亡くなった方の事例は全て報告されることになっています。例えばワクチン接種の帰りに交通事故に遭って死亡したケースでも、死亡事例として上がるようになっています。

今回の例もワクチン後の死亡ということでそこだけが切り取られて大きく報道されていますが、本当にワクチンが原因で起こった事かどうかは、冷静に判断する必要があります。

はらこどもクリニックのスタッフでも、重篤な副反応が出たケースはありませんので、安心して接種していただければと思います。

スギ花粉の免疫療法 新規開始について【アレルギー科】

スギ花粉の免疫療法につきまして、ヒノキ花粉のシーズンが終わる6月から新規の治療を開始したいと思います。(免疫療法の詳細については、こちらの記事をご覧ください)

免疫療法には、定期的に通院して注射を行う皮下免疫療法と、患者さんご自身で毎日1回薬を服用する舌下免疫療法がありますが、基本的には舌下免疫療法で治療を行っています。

舌下免疫療法の治療の流れについてご説明すると
①まず最初に採血をし、アレルギー検査を行います。
②初回の薬の服用については、アナフィラキシーの可能性がありますので、必ず来院していただき服用します。服用後、問題が無いかどうか院内で30分程度待機していただきます。
③2回目についても薬の量を増やしますので、来院して薬を服用していただきます。
④最初のうちは、様子を見ながら薬の濃度を調整していきます。この期間につきましては、必要に応じて何度か来院していただくことになります。
⑤その後は決められた量の薬を1日1回患者さんご自身で服用してていただきます。特に問題が無いようであれば、長期分(1カ月~2カ月分)の薬を処方いたします。

舌下免疫療法の治療期間は最低でも3年、基本は5年と言われています。(治療の状況によってはさらに伸びる場合もあります。)2年で止めてしまうと、3年目に元に戻ってしまう例が多く報告されています。1日1回薬を服用するというのは簡単なようで意外と忘れがちで、面倒になって服用を止めてしまうというケースも少なくありません。

薬を服用する時間については特に指定は無いのですが、服用後5分間は、飲食やうがいはしないでください。また服用の2時間前~2時間後の間は、激しい運動と入浴は避けるようにしてください。

飲酒の習慣がある場合、アルコールとの併用はいけませんので、お酒を飲む時間の前後を避け、朝に服用するなどしてください。

治療期間が長期に渡るとはいえ、効果自体はもっと早く出ることが多いです。例えば今年の6月から治療を始めた場合は、来年の花粉シーズンにはある程度の効果が期待できるでしょう。

舌下免疫療法については公的な健康保険が効きます。15歳未満の場合、医療費の助成がありますので、自己負担なしで治療できます。

ちなみにはらこどもクリニックでは、スギだけではなくダニの免疫療法も行っています。ダニをやっている医療機関は埼玉県内でもほとんどありません。免疫療法は、辛いアレルギー症状を抑えられる数少ない治療法です。免疫療法をご希望の方はお気軽にご相談ください。

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摂食障害は治療が難しい病気【内科・小児科】

女性に多く見られる病気に「摂食障害」があります。食事を食べない、食べられなくなる「拒食症」と際限なく食べてしまう「過食症」の2つの症状があり、どちらか一方ではなく、拒食と過食を行ったり来たりするようなケースもあります。

はらこどもクリニックでも過去30数人の患者さんを診ていますが、男性は1人だけで、残りは全員女性です、

摂食障害を患っている人の数は、最新の統計によると日本国内で20万人を超えると言われています。症状が軽い人を入れると、決して珍しい病気とは言えません。近年若年化も進んでおり、小学校高学年でも摂食障害になるお子さんもいます。

摂食障害は治療がとても難しい病気です。自殺率を含めた致死率も高く、危険な病気でもあります。メンタル面の影響が強く、何かのきっかけで発病しても、明確な原因が特定できることは少なく、特効薬的な治療薬もありません。
近年では発達の問題も関わっている可能性も指摘されています。はらこどもクリニックで診た患者さんでは、真面目で成績の良い子が多く、父親との葛藤を抱えている子が多かった印象です。

患者さんご本人、治療に当たる医師、そして患者さんのご家族が辛抱強く付き合っていかなければならない病気です。

また摂食障害をきちんと診てくれる医療機関が少ないという問題もあります。

摂食障害は治療が難しく、時間がかかるため、そもそも診ないというところも多いのです。
治療としても医師よりも心理士のような対応が必要で、きちんと診れる医師も多くありません。設備の揃った大きな病院だから診てくれるというわけでもなく、治療を断られてしまうケースもあります。

かかりつけ医があればそちらに相談し、摂食障害に対応できるしかるべき医療機関を紹介してもらいましょう。

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子どもの鼻血 どんな原因がある?【小児科】

大人に比べて子どもの方が頻度が高いものに「鼻血」があります。余りに頻繁に鼻血が出るようだと親御さんも心配になってしまうかと思いますが、そのほとんどは病気などではなく、医学的に問題ないものです。

子どもの鼻血は朝が多く、その原因は朝方無意識にムズムズする鼻をこすってしまうためです。鼻血の多くは、鼻の入口に近いところ「キーゼルバッハ部位」と呼ばれる部分からの出血です。ここは血管の表面が余り保護されておらず、比較的簡単に出血してしまうためです。

このような鼻血の場合は15分程度で止まりますので、小鼻の部分を押さえて、出血した血を飲まないよう少し下を向いてください。
親御さんの世代が小さい頃には、鼻の根本の硬い部分を押さえ上を向くと教わったかもしれませんが、硬い部分を押さえても意味がないうえ、上を向くと血を飲み込んでしまい、吐き気などを起こす可能性があるので、やめましょう。

またティッシュペーパーを鼻の穴に詰めるということもやりがちですが、それを抜く時にかさぶたがはがれてしまい、また出血する可能性があるのでおすすめできません。小鼻を押さえて安静にするのがベストです。

鼻血がなんらかの病気との関連があるケースの判断基準としては、ひと月に6回以上鼻からの出血がある場合、鼻血が出た時に15分以上経ってもなかなか止まらないという場合です。
また子どもの鼻血は朝が多いと書きましたが、昼夜問わず15分以上の鼻血が頻繁に起こるようなら注意が必要かもしれません。

可能性として、血液を固めるためのタンパク質が少なく、血が固まりにくくなる「血友病」や白血病などが疑われます。

子どもの鼻血は、多くの場合それほど心配する必要はありませんが、もし先に書いたような症状があった場合は、ご相談ください。

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