花粉症の薬は早めに始めておきましょう【アレルギー科】

今年も花粉の季節が近づいてきました。花粉予報では、関東では花粉が飛び始める時期が2月16日頃、飛散量は例年並みだということです。

今年は寒いので、立ち上がりは例年よりも遅いのではないかと思いますが、逆に暖かくなると一気に飛散量が増すかもしれません。まだ大丈夫と油断していると、いきなり症状が出てくる、なんてこともあるかもしれません。

花粉の症状を抑える抗アレルギー薬は、明確な症状が出る前から服用しておくのが効果的です。大体1月下旬~2月上旬頃から飲み始めるのが良いでしょう。

はらこどもクリニックでは、花粉症の薬については、脳に入りにくく眠気などの副作用が比較的少ないものを選んで処方しています。メインでは3種類の薬を使っていますが、体質や症状により合う合わないもありますので、使用してみて最も効果の出たものを継続して使用するようにしています。なお、ビラノアは1日1回の服用で良いため飲み忘れが少なく良い薬ですが、15歳未満のお子さんには処方できません。

またマスクについては、花粉には非常に効果が高いことが分かっています。鼻や口から入る花粉をかなり防いでくれるようです。例えば不織布のマスクを二重にすると90%以上防げるというデータもあります。二重が苦しいようなら、不織布マスクの中にガーゼを挟んで着けるというのも効果的です。

目が悪く、コンタクトを使用している方については、花粉症の症状がひどくなるので、花粉の時期はなるべくメガネで過ごすことをオススメします。花粉用のゴーグルも効果的です。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科・糖尿病内科 はらこどもクリニック
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