[内科]所沢市の感染症流行状況(2018/12/21現在)

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所沢市はらこどもクリニック 今回は、内科からの配信です。

所沢市の感染症の流行状況についてお知らせしたいと思います。

まずインフルエンザですが、12月21日現在、それほど患者さんの数は多くありません。清進小など一部の学校で、クラス単位でポツポツと流行が出ているようですが、全体的に見ると流行していると言うほどではありません。埼玉県全体をみても、流行期には入っているものの、昨年、一昨年の同時期に比べると患者数は少なくなっています。

感染性胃腸炎についても数はそれほど多くありません。代表的なノロウイルス、ロタウイルスの数も少なくなっています。

逆に全国的に流行を見せているのがパルボウイルスによる「伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)」、いわゆるリンゴ病です。リンゴ病という名が示すように、代表的な症状として、頬が赤くなります。ただし、腕や脚にも発疹が現れることもあり、紅斑に限らず様々な症状が出ることがあります。

子供が罹った場合、症状が重くなることは少なく、軽い風邪のような症状で、発熱をすることは多くありません。

大人が罹った場合は、子供よりも症状が強く出ることが多く、関節痛や足のむくみ、痛みが出ることがあります。女性の場合、中学生くらいから大人と同じような症状が出ることがありますので、注意が必要です。

パスボウイルスはそこそこ感染力が強いウイルスなので注意したいところなのですが、上に書いた通り子供は症状が軽いことが多いので、集団生活を続けてしまい、感染が広がりやすい面があります。これから学校が冬休みに入りますので、他の感染症も含め、一旦流行は落ち着くのではないかと思います。

年明け、学校の3学期が始まってからが、本格的な流行期となってくる可能性があります。

所沢市の小児科・内科・アレルギー科 はらこどもクリニック

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