日光を浴びることは健康?不健康? その1

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今年は空梅雨で7月は雨が少なく、大変な暑さでした。比べて8月は晴天が少なく、気温も余り上がらない日が続きましたね。夏休みに海やプールに行く予定だったのを変更した皆さんも多いのではないでしょうか?

試しに所沢市の日照時間を調べてみたところ、平年に比べて約40%とかなり少ないものでした。(ちなみに平均気温の方は平年に比べて、-0.6℃ほど。データ上は気温は余り変わらないようです。)

さて、今子育てをしている親御さんの世代は、子供の頃「外で元気で遊んでおひさまをたくさん浴びなさい。」と言われ育った方が多いのではないでしょうか。実際に日光(紫外線)を浴びると、ビタミンDが形成されます。そして、このビタミンDはカルシウムの吸収を助けることから、子供の成長には欠かせない栄養素でもあります。このような理由から、上に書いたようなことが言われていたのですね。

しかし現在では、日光を浴び続けることのデメリットも大きいと言われています。特に言われているのが、皮膚がんのリスクです。アメリカでは白人の皮膚がんが増えていることもあり、アメリカの小児科学会では、紫外線の強い夏に子供が15分以上外に出る場合には、UVカットクリームなどを塗って、肌をケアすることを推奨しています。

黄色人種の場合、白人ほどではありませんが、ケアした方が良いでしょう。日本でも少しずつではありますが、皮膚がんの患者数は増えています。

子供向けのUVカットクリームも様々な種類のものが出ています。昔に比べ、クリームで肌が荒れるというようなことは少なくなってきていますが、使用の前には、パッチテストをして肌に合うかどうか確かめましょう。

 

所沢市の小児科 はらこどもクリニック

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