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はしか(麻疹)が大流行しているように見える理由は?【埼玉県】はらこどもクリニック

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今年の麻疹(はしか)の流行がこれほど大きく報道されている理由のひとつに、麻疹(はしか)が全数報告になったことが挙げられます。国から指定された感染症については、発症者を診たら、保健所に届出を出すという決まりになっているのです。

実は麻疹(はしか)は、2007年に大流行しています。この時はワクチン1回接種だった世代が当たってしまったのです。1回接種だったうえに、周囲に麻疹(はしか)がない状態だったので、大人になるにつれ抵抗が落ちてしまったと考えられています。また、1回ならまだしも、接種を受けていない人もかなりの数いたようです。そのため、今年の流行とは比べものにならないほど感染が拡大し、早稲田、上智、駒澤大学などで全休校になり、当時は非常に大きく報道されました。原拓麿副院長は、当時は横浜の病院に勤務しておりましたが、1日に30人ほどの麻疹(はしか)患者さんを診ていたとのことです。

このような大流行の反省を踏まえ、2013年から麻疹(はしか)は、全数報告指定の感染症となりました。今年は、全数報告になってから初めての流行になるので、物事が大きく見えてしまっている側面があると思われます。

5月9日現在の報告では、全国での患者数は200~250人くらいです。2007年と比べて考えると、決して多いと言えません。また今の子供達はワクチンを2回接種していますので、抗体をきちんと獲得していると考えてよいでしょう。今26歳~39歳の世代が、上に挙げたワクチン1回接種の世代なので注意が必要です。今まさに子育てをしている世代にあたりますね。ご自身がワクチンを打ったかどうか、一度確認してみるのが良いと思います。そして、最も注意が必要なのは、まだワクチンを打っていない2歳未満のお子さんです。

もう一度書きますが、怖いのは必要のない人がワクチン接種を求めることで、本来打つべき子供たちにワクチンが行き届かなくなることです。大人の方は報道に惑わされず、冷静になって過ごして頂ければと思います。

 

所沢市の小児科 はらこどもクリニック

〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379
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受付時間 平日 8:30〜18:00  土曜日 8:30〜12:00
休診日 日曜日 祝日 (年末年始 お盆休みあり)

はしか(麻疹)が流行?でもひとまず冷静に。【埼玉県】はらこどもクリニック

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3月に沖縄で「はしか」の感染者が報告されてから、全国にその感染が広がっています。ニュースなどでも報道されており、心配されている親御さんも多いのではないでしょうか。ワクチンができてからは、日本では、「はしか」は余り見られない病気となっています。今回は改めて「はしか」について、書いてみたいと思います。

「はしか」は正式には「麻疹」といわれる感染症です。大体4~6月にかけて流行し、感染すると90%以上の割合で症状が出ます。潜伏期は10~11日と言われています。症状としては、最初に発熱が始まり、2日目以降、鼻水や咳が出てきます。頬の粘膜に「コプリック斑」といわれる発疹が現れるのが特徴ですが、感染者全てに出るわけではないので注意が必要です。コプリック斑が出ない場合、症状が風邪に似ており、初期では診断が難しい病気でもあります。特に若い医師では、麻疹(はしか)を診たことがないという人もおり、判断が難しくなる場合もあるでしょう。感染すると、喉の粘膜が非常に汚くなるのが特徴であり、はらこどもクリニックでは、そういった部分も含めて診断しています。

3人に1人は重篤化し、特に子供が感染した場合、気道が大人よりも狭いため、呼吸困難など症状が重くなりやすいです。1000人に1~3人は死亡するという、致命率の高い感染症でもあります。

空気感染のため感染力は非常に強く、有効な予防法はワクチン以外にはありません。感染の強さを示す数値で比べてみると、インフルエンザ:2~3、水痘(水ぼうそう):8~10、麻疹(はしか):16~21となっており、その感染力の強さを実感して頂けると思います。

江戸時代には子供が麻疹(はしか)に罹って生き残れるかどうかでその運命が決まったことから、「命さだめ」と言われていたそうです。また、将軍の子供も麻疹(はしか)に罹ったという記録が残されています。庶民から発症した麻疹が、感染を繰り返し、人ごみから隔離されているはずの将軍家まで届く、すさまじい感染力だと言えますね。

さて、ここまで麻疹(はしか)のおそろしい側面を紹介してきましたが、今回のブログのタイトルにもあるように、今回の流行に関しては、少し冷静になる必要があると考えています。

まず、麻疹(はしか)についてはワクチンによる予防が、唯一にして最大の予防になります。現在では麻疹(はしか)については、基本的に風疹との混合ワクチンであるMRワクチンになりますが、1回接種で95%以上の人に抗体ができ、2回接種することで残りの5%の人にも抗体がつくと言われています。ワクチンを1回でも打っておけば、仮に感染して症状が出たとしても、症状は軽くなります。MRワクチンは定期接種になっていますから、きちんと接種しているお子さんについては、それほど心配する必要はありません。

また、一度感染すると抗体を獲得し、その抗体は一生続くと言われています。一部テレビ番組等で、「抵抗力の弱い高齢者は、ワクチン接種を受けた方が良い」という報道があったそうですが、それは全くデタラメといっていいでしょう。きちんとした麻疹ワクチンが流通したのが、昭和40年代の後半ですので、それより前の世代、現在46歳以上の人は、ほぼ麻疹(はしか)に罹患している世代です。昔は麻疹(はしか)の流行期となれば大変なもので、毎日のように1日何十人という麻疹患者さんを診たものです。ですので、高齢者はほぼ麻疹の抗体をもっていますので、大丈夫です。怖いのは、こういった報道がされることでパニックになってしまい、ワクチンの必要のない世代が、我先にと接種を求めることです。それによって本来ワクチンを打たなくてはならない子供たちにワクチンが行き渡らなくなることが、最大の問題です。

はらこどもクリニックにも、報道を見てワクチン接種を希望する高齢者の方が来院されましたが、このようなことをしっかりと説明し、納得して接種なしで帰っていただいたこともあります。

長くなってしまったので今回はこのへんで。次回は、今年、麻疹(はしか)が大流行しているように見える理由を書いてみたいと思います。

また、はしかについては、原院長のFacebookにも色々な情報を載せていますので、そちらも是非ご覧になってみてください。

 

所沢市の小児科 はらこどもクリニック

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夏風邪と冬風邪との違い

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暖かくなってすごしやすい季節になったと思ったら、すぐに夏のような気温になってしまいますね。なかなかちょうど良い気候というのが続くことはないようです。

寒い冬場の風邪は厄介ですが、気温が上がったら上がったで、夏風邪といわれる風邪が出てきます。本格的な夏風邪シーズンの到来を前に、今回は、夏風邪と冬風邪の違いについて、ご紹介したいと思います。

まず冬の風邪は、気道感染するものが多く、咳や鼻水などの呼吸器症状が多いことが特徴です。原因となるのはインフルエンザウイルス、RSウイルス、パラインフルエンザウイルス、コロナウイルス、ライノウイルスなどとなっています。

対して夏風邪は、アデノウイルスが原因となることが多いです。アデノウイルスには型が67もあるため、一度かかっても他の型には免疫がカバーされず、1シーズンに何度も夏風邪をひくということも珍しくありません。症状としては、発熱が主で経過が長いのも特徴のひとつです。いわゆるプール熱といわれるもので、結膜炎を併発する場合もあります。また、保菌者からのウイルス排泄期間が長く、症状が治まっても排泄されるため(大体2週間程度と言われています。)、集団の中で流行しやすいという面もあります。

アデノウイルスでの夏風邪では、特別な治療法はなく、対症療法が中心です。脱水症状に気をつけて水分をこまめに摂りつつ、熱が下がるまでしっかりと休養をとることが大切です。また予防については、手洗いうがいは有効だとは言われているものの、上記のようにウイルスの排泄期間が長く、予防しにくいウイルスです。ご家庭内で感染が出た場合は、治ったからといって安心はせず、トイレのエタノール消毒(ノロウイルスの消毒に使用する次亜塩素酸ナトリウムでも大丈夫です。)を行ったり、タオルを感染者と共用しないなどの二次感染対策をとりましょう。

その他、手足口病を引き起こすエンテロウイルスも、夏風邪の代表格といえます。エンテロウイルスは、症状が重くなる場合もありますので注意が必要です。

ちなみに冬風邪も夏風邪もウイルスが原因で引き起こされる症状です。抗菌剤である抗生物質は効きません

 

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舌下免疫療法って何? その2

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前回に引き続きスギ花粉アレルギーに対する「舌下免疫療法」のお話です。

舌下免疫療法にも問題点はあります。実際にところ前回も少し書いたように治療が長引くので、ついつい薬をやめてしまう患者さんが多いのも実情です。治療の始めの方や花粉が飛んでいる時期こそ辛いので頑張って治療しようとは思うそうなのですが、花粉症の症状がおさまると、治療に対する決心も鈍ってしまうものなんですね。

海外では治療をきちんと継続する人が、1年目で7割、2年目では3割まで減ってしまうというデータがあります。日本では1年目で9割ほどだと言われているのですが、はらこどもクリニックでの実感としては、7割程度ではないでしょうか。

お手軽ゆえに始めやすいのですが、やめてしまうのも簡単なのですね。

治療を考えている方は、前回ご紹介した皮下免疫療法(増量期週1、維持期月1通院して注射)と舌下免疫療法(1日1回家で薬を服用)を比べてみて、お子さんにとってどちらが続けやすいか、またご自身がどちらが続けやすいか検討してみてください。

皮下免疫療法のネックは、やはりアレルゲンの増量期に頻繁に通院する必要があるところ。舌下免疫療法のネックは、ついつい面倒でお薬を飲み忘れてしまうところでしょう。ちなみに効果としては、一般的に皮下免疫療法のほうが高いといわれています。

安全のため、花粉が飛んでいる時期に治療の開始はしません。次に新規で始めるのは、花粉がおさまった5月頃からでしょうか。もし今シーズンの花粉症で辛い思いをしていて、この治療法に興味があるという方は、資料等をお渡しできますので、お気軽にご相談くださいね。

 

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舌下免疫療法って何? その1

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以前に「子供の花粉症」の記事を書いた時に「舌下免疫療法」について少し触れました。「それってどんな治療なのですか?」というお問い合わせをいただいたので、今回は簡単にご紹介したいと思います。

「舌下免疫療法」とは、その名の通り舌の下に少量のアレルゲンを投与することで、アレルゲンに体を慣らして、アレルギー症状を和らげ、日常生活を改善するための治療です。現在5歳以上のダニアレルギー性鼻炎と12歳以上のスギ花粉症に対して保険治療が適用になっており、花粉症にお悩みの患者さんにとって選択肢の一つとなっています。(今後、スギ花粉アレルギーの方も、5歳から使える新しいお薬が増える予定です。)

治療としてはとてもシンプルなものです。1日1回、舌の下に決められた量の薬を入れ、数分保持した後に飲み込むというものです。

これまでも免疫療法はあったのですが、皮下療法、つまりアレルゲンを注射するという方法でした。こちらはお薬の増量期には週1、維持期には月1で来院してもらい注射をします。こちらの方は数は少ないものの、いちいち通院するのが面倒だという方もいます。

それに比べると、舌下療法は、家で簡単にできるので、非常にお手軽になっています。

もちろん、アレルゲンを体に入れるので副作用の問題はありますが、それほど心配は要りません。また、花粉が飛んでいる時期には、アレルギー治療薬と併用しても構わないお薬です。(もちろん、医師の指示のもとの服用が前提です。)

個人差はありますが、治療を行うと長期間にわたりアレルギー症状を抑えることができる可能性があります。ただし、その分治療自体も長期間にわたります。一般的に効果が出始めるのに2年程度かかると言われていて、大体3〜5年の治療期間を必要とします。その間は、基本的に毎日薬を飲み続けなければならず、薬の服用後数時間は、激しい運動やアルコール摂取の制限があるので、患者さん自身にも根気がいる治療法です。

お子さんに始めるのなら、早い方が良いかもしれません。花粉の時期は年度替りにあたるため、新生活が始まるなど環境の変化が激しい時期です。その時期に花粉症で苦しむのはつらいことですね。例えば12歳で治療を始めれば、中学卒業前に一定の効果は見られるでしょうから、高校、大学へと進んでいくときにつらい思いをしなくても良いかもしれません。また、運動はともかくお酒の方の心配はありませんから、薬を服用する時間にも少し余裕を持たせられるかもしれませんね。

少し長くなってしまったのでこのへんで。続きはまた後日。

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子供の花粉症

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冬季オリンピックももう少しで終わりますね。今年はメダルを獲得した選手も多く、なかなか盛り上がっているようです。とはいえ寒さはまだまだ厳しく、冬は続きそうではありますが、関東では早くもスギ花粉が飛び始めているようです。

花粉症といえば、昔は大人がかかる症状でした。しかし、今ではどんどん若年化が進み、子供でも花粉症の症状を訴えるようになっています。幼稚園児で花粉症になってしまう子も決して珍しくありません。子供の花粉症とはいえ、症状は大人と同じです。くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどが出ます。小さいお子さんは夜寝る時に苦しくなってしまうことも多く、ぐずる子も多く見られます。子供にとっては非常に辛いことです。即効性のある治療法として、大人ですとレーザー治療などもありますし、強い薬を飲むこともできますが、子供の場合は、処方する薬を含めてその対処は限られてしまいます。

また、花粉症に有効な治療法として、アレルゲンを舌の裏に少量落とすことでアレルギーを改善する「免疫舌下療法」という治療法もあります。(大人であれば80%程度の割合で効果があります。)しかし、これは現在12歳以上からできることになっており、小さいお子さんには使えません。

もどかしいようですが、玄関に入る前に服についた花粉を落として、家の中に持ち込まない。洗濯物を外に干さないようにするなど、花粉が部屋の中に入らないように注意をしつつ、症状がひどい場合には、小さいお子さんにも使える抗ヒスタミン剤などのお薬で、症状を和らげる治療をするというのが最善策になります。

これからの季節に鼻水などが出ている場合、それがただの風邪なのか、花粉症なのか診断する必要があります。これらは全く治療法が変わってきますから、安易に自己判断せず、きちんと受診しましょう。

ちなみに年をとってくると花粉症の症状は出にくくなるようです。花粉症はアレルギー反応、つまりアレルゲンに対し体の免疫が過剰に反応してしまうものです。年をとって免疫反応が落ちてくると、症状が弱まるんですね。

 

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発熱あれこれ 熱性痙攣

高熱が出た時に起こる症状のひとつに熱性痙攣があります。痙攣が派手な場合は、親御さんもパニックになってしまうことも多く見られます。ただし熱性痙攣自体は、それほど恐ろしいものではありません。仮に熱性痙攣を何回起こしたとしても、それが原因で後遺症が残ったりすることはありません。(熱性痙攣をした子供は、3割~5割程度繰り返すことがあるようです。)

熱の時に使用する座薬には、熱性痙攣を予防するものもありますが、非常に強い薬のため、子供の体の負担を考えると、余り使用はおすすめできないものです。

ただし難しいのは、痙攣が熱性痙攣なのか、それとも他の異常のために起こった痙攣なのかを判断する必要があるということです。痙攣には原因も型もいくつかあります。もし髄膜炎などの重い感染症による痙攣だった場合には、すぐに対処が必要です。痙攣を起こした場合、基本的には、すぐに病院に行ってください。きちんと医師に診察してもらい、何が原因かを調べてもらう必要があります。またその際には、スマホなどで痙攣の様子を撮影しておくと、診察の際に非常に役に立ちます。

ちなみに痙攣が熱性痙攣かどうかを判断するには、痙攣が左右対称かどうかを見るという方法があります。左右対称に痙攣する場合は大丈夫なことが多いのですが、左右非対称に痙攣する場合は、何か重篤な病気の可能性があります。特に目がどちらかに寄っていたりしたら注意が必要です。

また、小さなお子さんの場合は、痙攣の動きが小さく、親御さんが痙攣しているのに気付かない場合があります。例えば、口をぐっと食いしばって緩むのを繰り返していたり、腕をぎゅっとして緩むことを繰り返している場合には痙攣している可能性があります。

お子さんが痙攣を起こした場合には、パニックにならず、なるべく冷静に症状を観察したうえで、きちんと医師の診察を受けてください。

 

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鼻水の色でみる風邪の進行度

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風邪を引くと鼻水が出ますが、その時々により色や粘度が違いますね。一般的に風邪の初期には水っぽく透明な鼻水が、たらたら流れるように出ます。これは体内に侵入した細菌やウイルスを鼻水で外に洗い流そうという反応です。(ちなみに英語では「ランニングノーズ」と言います。)

黄色い鼻水がでるのは、細菌やウイルス増殖の最前線である鼻の奥の部分に白血球が集められ、その戦いによって死んだ菌や白血球が鼻水に含まれるためです。体が細菌やウイルスを殺そうとしているので、そうなってくると多くの場合、治りかけになっているといえるでしょう。

しかし、風邪の症状がひどくなると、鼻の奥にある副鼻腔が炎症を起こし、そこに膿性で粘度の高い鼻水がたまる副鼻腔炎になることがあります鼻水の症状だけではなく、寝ていると喉に鼻水が垂れ、咳がひどくなることもあります

10日程度で症状が改善すればよいのですが、急性の副鼻腔炎にかかると、副鼻腔に溜まった膿が更なる炎症を引き起こし、慢性の副鼻腔炎になる場合があります。俗に「蓄膿(ちくのう)症」と呼ばれるものです。こうなってしまうと、副鼻腔の炎症を抑え、溜まった膿を出すという治療が必要になってきます。

鼻水の色は風邪を引いた際の一種のバロメーターにもなりますので、お子さんが風邪を引いた時には、ちょっと注意してみておくと良いかもしれません。

 

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インフルエンザ 家庭内感染を防ぐには?

インフルエンザの予防というと、「手洗い」・「うがい」・「マスク」というのが一般的です。

しかし実際のところ、インフルエンザの予防に対しては、うがいをしてもしなくても有為の差が出ないことが分かっています。手洗いについてもそれほど大きな差はなく、手洗いをした方がちょっとだけ予防になるくらいのイメージです。手洗い自体はウイルスを洗い流すためには有効な手段なのですが、インフルエンザウイルスに関しては、そのほとんどが飛沫感染なので、手洗いをしても、そこかしこにウイルスが漂っていて拾ってしまうのです。(もちろん、他のウイルスや感染症の予防になるので、手洗いはきちんとしましょう!

予防に最も有効なのはマスクなのですが、非感染者がマスクをしても余り意味がないことが分かっています。空気中に漂うインフルエンザウイルスは非常に小さいので、マスクと肌の隙間から入ってきてしまうのです。

有効なのは感染者がマスクをして、飛沫を飛び散らないようにすることです。マスクをすると、まわりに飛び散るウイルスがかなり減ります。入ってくるのを防ぐのではなく、感染源から広がらないようにするという予防法ですね。同様に、感染者と同じ部屋にいない、なるべく隔離した状態にすることも有効です。ちなみにインフルエンザの感染者が咳やくしゃみをすると、大きめの部屋の端から端までウイルス入りの飛沫が飛び散ってしまいます。

また、インフルエンザウイルスは湿度に弱いので、部屋を十分に加湿しておくことも予防法のひとつではあります。

大人が感染した場合はこのようなことを徹底しましょう。しかし、小さなお子さんの場合、マスクをして大人しくしていることはなかなか難しいことですね。実際、お子さんきっかけでご家族にインフルエンザが広まってしまうことは非常に多いです。以前のブログにも書きましたが、インフルエンザは早めに薬を使うことが有効です。感染の疑いがあったら、なるべく早く医療機関を受診するようにしましょう。

それが結果として、周りに感染が広がるのを防ぐことにもなります。

 

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ノロ感染時に食べさせていいの?

ノロウイルスに感染した時、食事を摂っても良いのかどうか、親御さんから聞かれることがあります。結論から言いますと、刺激物やよほど消化の悪いものではなければ、食べさせても大丈夫です。ちなみに牛乳はタンパク質が多く、胃酸が出やすいため吐きやすいので注意しましょう。

ノロ感染により嘔吐や下痢を繰り返している場合に怖いのが脱水症状です。まずは水分をしっかりと補給することを心がけましょう。ポカリスエットなどのスポーツドリンクが簡単に手に入り有効です。しかし、スポーツドリンクだと若干ナトリウム濃度が薄いので、可能ならスポーツドリンクの粉末タイプを買ってきて、それを2倍の濃度で作るとちょうど良い濃さになります。

もちろん、OS-1などの経口保水液も有効です。ただしOS-1は、薬局や医療関連施設ではないと売っていないので注意しましょう。ちなみにはらこどもクリニックでは、駐車場のところに、OS-1の自動販売機を設置していますので、深夜など薬局がやっていない時間などに利用してください。

 

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