月別アーカイブ: 2018年7月

指しゃぶり、爪噛み、気になるけれど… はらこどもクリニックブログ

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小さいお子さんがよくやってしまう事に、指しゃぶりや爪噛みがあります。親御さんとしては早くやめさせたい事のひとつですね。「どうやったらやめさせられますか?」というご質問をいただく事のひとつでもあります。

結論から言いますと、指しゃぶりや爪噛みを無理にやめさせようとするのは良くありません。

そもそも子供はみんな赤ちゃんの時には指しゃぶりをするものです。これは赤ちゃんが精神を安定させるためだといわれています。そのまま指しゃぶりに留まる子もいれば、その後爪を噛むという行動に変わる子もいます。このような行動は幼児性の残りと思われるかもしれませんが、一般的に発育の良い子の方が指しゃぶりや爪噛みを行うことが多いと考えられています。

幼稚園に入るくらいになると、親御さんとしては、みっともないからやめさせたいと思う方も多いと思います。しかし、そこで「ダメ」と叱るような形で指摘して、やめさせようとするのは良くありません。そうすると、子供は指しゃぶりや爪噛みを行動として意識してしまい、余計にやめられなくなる可能性があるからです。やめさせたいのであれば、指しゃぶりや爪噛みしているのを見つけたら、他の事に自然と意識や興味がいくように話しかけたりしてあげることです。そうすることで自然と指と口を離してあげるのが良いでしょう。

上で書いたように指しゃぶりには精神を安定させる効果があります。それで子供の精神が安定するならさせておいて問題ありません叱ったり指摘したりしなければ、いつかは自然にやめることでしょう。また、不安なことがあるからそういう行動を起こしてしまうとしたら、お子さんが何か不安に思っていることはないか、その原因を考えてあげてください。

ちなみに指しゃぶりが治らないからといって、おしゃぶりのようなものを代わりに与えてしまうのはいけません。これはおしゃぶりから離れられなくなってしまいます。

所沢市の小児科 はらこどもクリニック

〒359-1141 埼玉県所沢市小手指町2-1379
診療時間 午前 8:40〜12:00  午後 15:00〜18:00
受付時間 平日 8:30〜18:00  土曜日 8:30〜12:00
休診日 日曜日 祝日 (年末年始 お盆休みあり)

ムンプスワクチン、やった方がよい理由 その2 はらこどもクリニックブログ

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前回に引き続き、ムンプスのお話です。

ムンプスウイルスは、基本的に唾液などを介した飛沫感染です。その一番の予防はムンプスワクチンの接種です。ムンプスワクチンは、おたふく風邪ワクチンと呼ばれることも多く、おたふく風邪を予防するワクチンと思われている方が多いと思いますが、実際には前回書いたような様々な病気(髄膜炎、脳症、難聴、膵炎等)を予防することにつながる重要なワクチンです。

しかし残念ながら、日本では接種率は30%ほどだといわれています。日本ではムンプスワクチンは定期接種ではなく、任意接種となっているからです。自治体によって公的補助が出るところもありますが、そうでないところでは、かなり接種率が低いというのが現状です。

世界的に見ると、先進国では定期接種になっている国がほとんどです。ムンプスの単独ワクチンではなく、MMR-麻疹、ムンプス、風疹の混合ワクチンで接種するのが一般的です。欧米のデータでは、2回接種している国では、ムンプス患者数は99%減少しています。

日本では、MMRワクチンは未承認のため、ムンプスの単独ワクチンとなります。基本的には2回接種で、1歳になったら1回、その後2年経ったら2回目を接種するようなスケジュールです。本来ならば他の国と同様に定期接種にするべきワクチンですので、現在定期接種化に向けて議論が行われており、近い将来、定期接種化されることが期待されています。

8,000人に1人程度の割合で、無菌性髄膜炎になることがありますが、本物のムンプスワクチンでの髄膜炎より症状は軽く、重症にもなりにくいものです。接種後、発熱や嘔吐が続くような場合には、病院で診察を受けてください。

所沢市の小児科 はらこどもクリニック

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